本学工学部では、7月2~15日までの2週間にわたり、ESD(持続可能な開発のための教育)の理念に基づく持続可能な社会を担うグローバル人材の育成の一環として、多文化共修科目を新たに開講し、18人の学生が参加しました。同プログラムでは、本学と交流協定を結んでいる台湾・長庚大学工学部の学生と本学工学部の学生がペアやグループを組み、英語を共通言語とした交流をしました。活動では、互いの文化に関する意見交換や、モノづくり活動などを通じた作業などに取り組みました。
プログラムでは、日本のモノづくり文化への理解を深めることを目的に、学外研修として日本刀や備前焼といった伝統工芸の見学および製作を体験し、文化的背景に対する認識を深めました。また、両大学の学生が協働してアイデアを出し合い、ラジオの製作など創造的なモノづくりにも挑戦しました。
同プログラムは、参加した学生にとって異文化交流を通した国際的な視野や課題意識を養う貴重な機会となりました。この取り組みは、地域および国際社会に貢献する人材の育成を目指すソーシャルインパクト事業の一環として実施しており、ESDの実践モデルとしても位置付けられます。今後は、工学部にとどまらず他学部とも連携を図り、さらに発展的な形で展開していきます。
【本件お問い合わせ先】
学術研究院環境生命自然科学学域(工) 教授 岡安光博
Tel: 086-251-8025
Email: okayasu◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
工学部で多文化共修プログラムを実施-台湾・長庚大学との協働によるモノづくりと異文化交流-
2025年07月17日