本学は11月19日、岡山大学研究協力会と連携し、本学に在籍する外国人留学生と県内企業との座談会を津島キャンパスで開催しました。本イベントは、県内企業で活躍する外国籍社員と外国人留学生が直接交流し、相互理解を深めることで、地域におけるグローバル人材活用の可能性を広げることを目的としています。
今回の座談会では、世界26カ国以上から学生が集まる岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の学生がファシリテーターを務めました。GDP学生は、地域での多文化交流を推進する「The World Kitchen」の運営にも携わっており、日頃から多様性を尊重するコミュニケーションに取り組んでいる点を生かし、会場の対話をリードしました。
当日は、岡山県内に本社を置く株式会社ウエスコと萩原工業株式会社の社員が外国籍社員とともに参加。本学の外国人留学生を含め約30人が一堂に会しました。座談会はGDP学生による進行のもと、自己紹介に続き「日本で一番おいしい食べ物」、「母国でおすすめの料理」など日常的なテーマに加え、「日本で働くまでに必要なこと」、「日本と海外の働き方の違い」、「日本のビジネスマナー」、「日本でのキャリアの選び方」、「仕事をする際に欲しい制度」といった就職・キャリアに関するものなど、幅広いテーマをもとに、2ターンに分けた少人数でのディスカッションが行われ、約2時間にわたって活発な議論が繰り広げられました。
参加した企業の担当者は、「各国の留学生と直接会話することで『日本の強さ・弱さ』を知ることができました。当社から参加した社員も大変刺激を受けたと喜んでいました」とコメントしました。また、留学生からは、「県内企業で自分と同じ国籍の社員が活躍していることを知り、安心しました。今後の進路の参考にしたいです」との声がありました。
本学は、今後も優秀な留学生の地域定着を促進し、地域の活性化を支援するため、このような交流イベントを継続的に企画してまいります。
岡山大学研究協力会
岡山地域をはじめとする産業界と岡山大学の密接な連携・協力をすすめる、個人・法人が組織する団体(事務局は岡山大学)。産業界と岡山大学の密接な連携・協力でイノベーションを創発することによって、個性豊かな地域産業をさらに活性化、高度化することを目的としてさまざまな活動を行っています。
岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)
「岡山大学GDP」は、岡山大学の英語で学べる学士課程プログラムです。
社会科学、人文科学、自然科学のリベラルアーツ教育を英語で提供しており、
さまざまな国籍の学生が「ダイバーシティ」、「ソーシャルイノベーション」、「サステナビリティ」の3つの理念を軸にした多様な学問分野を探究しています。
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究協力会事務局
TEL:086ー251ー7151
E-mail:k-kyoryoku◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
ダイバーシティ座談会を開催~県内企業と学生が多様な価値観を共有~
2025年11月25日