国立大学法人 岡山大学

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国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟による第5回ジョイントシンポジウムをハイブリッド形式で開催

2025年12月12日

 本学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)が機構長を務める国立六大学国際連携機構は、12月5日、国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学)と台北大学連盟(台北医学大学、国立台北科技大学、国立台北大学、国立台湾海洋大学)との共催により、両コンソーシアム間の研究交流の促進とネットワークの強化を目的としたジョイントシンポジウムを、岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)で開催しました。シンポジウムは、日本と台湾をオンラインでもつなぐハイブリッド形式で行われ、会場には多数の研究者・学生が集まりました。
 国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟は、2020年6月の国際交流協定締結以来、友好的な交流を継続しており、本年5月には協定を更新しました。本ジョイントシンポジウムは、こうした連携のもと、今年で5回目を迎えました。
 開会にあたり、国立六大学を代表して本学の那須保友学長があいさつし、シンポジウムのテーマである“Towards Sustainable Societies: Greening Education and Nature-Based Solutions”は、2020年~2030年におけるESDの国際的な実施枠組み『ESD for 2030』の理念に基づき選定したものであり、大学にはこの取り組みを推進していく責務があること、そして、地域社会やパートナー機関と連携し、持続可能な変革を追求していくことを述べ、10大学から参加した研究者や学生を歓迎しました。その後、国立台北科技大学の王錫福学長のあいさつに続き、本学の藤井浩樹学術研究院教育学域教授が“Getting Asian Learners Climate-ready: A Transformative Initiative in Education”と題した基調講演を行いました。
 シンポジウムでは、本学グローバル人材育成特別コースを履修している清宮琴々奈さん(農学部2年)と淵上遥奈さん(同)が学生モデレーターとして司会を担当しました。そして、両コンソーシアムの各加盟大学から10人の研究者が登壇し、本学からは、学術研究院環境生命自然科学学域の勝原光希助教が“How can we measure human-nature interactions and biocultural diversity?”と題して講演しました。前述のテーマに基づくさまざまな発表を聴講し、オンライン参加者も含め、活発な意見交換が行われました。さらに新たな取り組みとして、シンポジウムに続いてユースセッションを開催し、両コンソーシアム加盟10大学の学生が参加しました。学生たちはシンポジウムの内容を踏まえ、「学生として何ができるか」についてグループごとに議論し、意見を発表しました。
 なお、同日、シンポジウムに先立ち、両コンソーシアム間で学生交流協定の署名式が執り行われました。今回のユースセッションは、当該協定に基づく活動として、学生交流促進の第一歩となりました。

〇国立六大学連携コンソーシアム
 国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。
 
○国立六大学国際連携機構
 国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構。本学の鈴木孝義副学長(国際・同窓会担当)が機構長を務めています。

【本件問い合わせ先】
 企画部国際企画課
 TEL:086-251-7036

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