本学は8月7日、奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)と「研究データ等の利活用に関する包括連携協定」を締結しました。
両大学はともに、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学です。本協定は、J-PEAKS採択大学間でそれぞれの研究基盤、技術、知見、実証フィールド、ネットワークなどの強みを持ち寄り、研究力の強化と研究成果の社会実装を加速することを目的としています。研究データ、地域データ、医療・健康データ、産業データなどを安全かつ適正に利活用する基盤を共同で構築し、データ駆動型研究、研究DX、研究開発の自動化・高度化などを推進します。
本学は令和5年度、奈良先端科学技術大学院大学は令和6年度にJ-PEAKSに採択されました。奈良先端科学技術大学院大学では、自律的研究強化・社会実装システム「ARWIT」をはじめ、研究開発の自動化・高度化や研究DXを推進しています。こうした中、両大学の特色や強みを組み合わせ、安全なデータ利活用やデータ駆動型研究、研究DXをさらに発展させるための検討を進め、今回の締結に至りました。
同日、本学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)で行われた調印式には、奈良先端科学技術大学院大学の塩﨑一裕学長、太田淳理事・副学長、本学の那須保友学長、佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)、野上保之副理事(デジタルトランスフォーメーション・情報セキュリティ担当)らが出席しました。協定内容の説明に続き、那須学長と塩﨑学長が協定書に署名しました。
那須学長は、本学が有する医療・健康、地域、産業などの多様な研究データや実証フィールド、「共生型連合体」のネットワークと、奈良先端科学技術大学院大学が有する情報科学、セキュリティ技術、研究DXの知見、ARWITを通じた国内外のネットワークを結び付けることで、新たな共同研究や人材交流、研究成果の社会実装につなげていく考えを示しました。
塩﨑学長は、高品質なデータを高度な情報セキュリティのもとで安全に活用できる環境の重要性を強調。奈良先端科学技術大学院大学が構築を進める「セキュアデータ利活用基盤」と、本学が有する豊富なデータや実証フィールドを組み合わせ、データ駆動型研究と社会実装を加速するとともに、研究者間の連携を組織対組織の連携へ深化させていく考えを示しました。
本協定に基づき、両大学は、セキュアデータ技術を活用したデータ利活用基盤の共同構築、安全なデータ解析、AIやARWITなどを活用したデータ駆動型研究、研究開発の自動化・高度化に取り組みます。また、共同研究・社会実装、人材育成・人材交流、電子ラボノートなどを活用した研究データ管理の高度化についても連携します。
今後は、両大学によるワーキンググループを設置し、具体的な連携テーマや共同実証、安全なデータ利活用に必要な運用ルールなどを検討します。また、本学の「共生型連合体」と奈良先端科学技術大学院大学の国内外のネットワークを接続し、他大学、研究機関、企業などを含む、より広い共同研究や実証への展開を目指します。
本学は今後も、奈良先端科学技術大学院大学との連携を通じて、次世代セキュアデータ基盤の構築と活用を進め、J-PEAKS採択大学が互いの特色と強みを生かして研究力強化と社会実装を進める大学間連携モデルの構築を目指します。
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究・イノベーション共創機構
TEL:086-251-8466
Email: co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
奈良先端科学技術大学院大学と包括連携協定を締結 ― J-PEAKS採択大学間で次世代セキュアデータ基盤を共創、研究DX・社会実装を加速 ―
2026年08月19日