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沈建仁教授がSACLA供用開始第1号「First SACLA User Group」に 世界初の実験開始

 本学大学院自然科学研究科(理学部)の 沈建仁教授の研究グループは、独立行政法人理化学研究所播磨研究所(兵庫県佐用町)が建設を担当した国家基幹技術X線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)の供用開始第1号「First SACLA User Group」に選ばれ、世界初の実験を行いました。
 SACLAはX線自由電子レーザーによって原子や分子の瞬間的な動きを観察できる施設です。沈教授はこれまでに光合成の化学反応を促す「触媒」の構造をSPring-8で解明しており、今回の実験はSACLAを用いて実際に触媒がどのように動いて水分解を行うかを調べることが狙いです。3月7日の供用開始には本学研究グループと理化学研究所メンバー、石川哲也・同研究所播磨研究所所長(同研究所放射光科学総合研究センター長)も参加し、世界で初めてデータが取られた際には参加者から大きな拍手が起こりました。
 今後、沈教授はこれまで取り組んできた光合成光化学系II複合体における水分解・酸素発生反応機構の全貌解明に迫ります。また、SPring-8とSACLAを利用した研究方法にも注目が集まります。

掲載新聞:神戸新聞 2012年2月29日、 2012年3月6日
独立行政法人理化学研究所播磨研究所SACLA(XFEL):http://xfel.riken.jp/index.html

【お問い合わせ先】
自然科学研究科教授 沈建仁 TEL:086-251-8502

※下段2枚の写真につきましては、独立行政法人理化学研究所からの出典であり、使用許可を得ています。無断転載・借用はご遠慮ください

(12.03.07)


沈教授(前列右から2人目)、石川所長(同左端)らと供用開始の記念撮影をする研究グループ


世界で初めてデータを取り、喜ぶ研究グループのメンバーら


SACLA(左の長建屋)とSPring-8(右の円形建屋)の航空写真


SACLAの内部。手前に見える赤銅色の配管の中をレーザーが走る