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小柴昌俊氏、海部宣男氏による講演会を開催

 3月20日、創立五十周年記念館において、小柴昌俊氏(2002年ノーベル物理学賞受賞、東京大学特別栄誉教授)と海部宣男氏(1987年仁科記念賞受賞、国立天文台名誉教授)による市民科学講演会「ニュートリノや光、電波で見る宇宙」が行われました。この講演会は、日本物理学会が主催し、本学が創立60周年記念事業の一環として共催したもので、中高生・大学生・一般の方など約500名が参加しました。
 講演会は、千葉喬三岡山大学学長、日本物理学会並木雅俊理事の挨拶で開会。
 小柴先生の講演「宇宙、人間、素粒子」では、素粒子の検出方法を飛行機雲のでき方にたとえて分かりやすく説明したり、ノーベル賞受賞に至った1987年の超新星爆発の際のニュートリノ検出の話、将来、宇宙に満ちている謎の素粒子ニュートリノを見つけると宇宙の始まり(ビッグバン)の約3秒後が見えるかもしれない、など壮大な話を語られました。
 海部先生の講演「見えてくるか 第二の地球」では、天文観測技術の急速な発達により、木星のような大きな惑星が次々と見つかっており、現在稼働を始めた電波干渉計(ALMA)や将来計画中の30m望遠鏡等が、木星よりも小さい「第二の地球」をこの銀河内に見つけ、さらにそこで生命の存在を近い将来発見するかも知れないという夢のある話を語られました。
 ニュートリノ天文学を開拓された小柴先生、電波天文学を開拓された海部先生の両第一人者による講演は、天文学ファンならずとも聴衆を大いに魅了し、質疑応答では、中高生、大学生や一般の方から次々と質問があり、会場は大いに盛りあがりました。

写真:講演後、小柴先生、海部先生と高校生との記念撮影の風景
中央が講演者の小柴先生と海部先生


【本件問い合わせ先】
理学部物理学科
作田誠  教授  TEL 086-251-7822
石野宏和 准教授 TEL 086-251-7818