国立大学法人 岡山大学

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文部科学省量子放射線研究推進室の神部匡毅室長補佐が来学

2013年12月24日

 文部科学省科学技術・学術政策局研究開発基盤課量子放射線研究推進室の神部匡毅室長補佐が12月9日、本学を訪れ、学内研究施設の視察や次期放射光施設整備について、本学の山本進一研究担当理事らと意見交換を行いました。
 神部室長補佐は、山本理事や古矢修一リサーチ・アドミニストレーター(URA)、大学院自然科学研究科の沈建仁教授(光合成研究センター長)、同研究科の横谷尚睦教授らと対談。本学が所管している広島大学放射光科学研究センター(HiSOR)の専用ビームライン(BL-5:不等間隔平面回析格子斜入射分光器)1) や密な連携を取っている独立行政法人理化学研究所放射光科学総合研究センター(兵庫県佐用町)の大型放射光施設「SPring-8(スプリング・エイト)」国家基幹技術X線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA(サクラ)」の研究利用について意見交換し、今後のわが国における放射光研究のあり方について活発な議論を行いました。
 本学では今後も、社会と共に革新的イノベーションや高付加価値産業の創出につながる「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての研究推進・研究力向上を図るため、文部科学省などの機関と積極的に情報交換を行っていく予定です。

1) 広島大学放射光科学研究センター(HiSOR)には、本学が所管する専用ビームライン(BL-5)があり、専任教員(理学部附属界面科学研究施設、担当:横谷尚睦大学院自然科学研究科教授)が対応しています。BL-5では、表面界面の光電子分光実験を行うことを前提に設計されており、100eV前後の低エネルギー光の取り出しに重点をおいた設計となっています。また、回折格子には不等間隔平面回折格子を使用しており、スリットを大きく開いても小さな収差で分光できる特長を持っています。本学教員は、どなたでも利用することができます。
  岡山大学理学部附属界面科学研究施設:http://www.science.okayama-u.ac.jp/~surface/


【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科教授・光合成研究センター長 沈 建仁
TEL:086-251-8502

(13.12.24)

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