国立大学法人 岡山大学

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医療記録の保存と活用を目指す 文学部プロジェクト研究会を開催

2015年02月03日

 本学文学部は1月23日、「岡山大学病院診療記録類の保存と活用にむけた資料学的基礎研究」研究会を学内で開催しました。
 本学は、医療を一つの柱とした学都・岡山の創造を目指しています。その中で日本最大の医療ネットワーク「中央西日本臨床研究コンソーシアム」を有する臨床研究中核病院岡山大学病院の診療記録などが重要な歴史資料となりうると考え、同研究会を企画しました。
 学生、教職員、医師などの医療従事者らが聴講。講師の大阪大学適塾記念センターの廣川和花准教授が、診療記録などの医事資料の資料化をめぐる課題や、医事資料を活用した取り組みについて紹介しました。参加者からは、「医療記録から地域や社会、文化の成り立ちを知ることができることは社会的、学術的にも貴重」、「医療記録を検証することは、本学が地域との共存を確かにする一つのパイプとなるのではないか」という意見が出ました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の支援対象大学(国内19大学)の一つです。医療記録の保存と活用は、自然科学と人文・社会科学の異分野融合分野であり、総合大学としてこの新たな分野を育成することで、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の構築と社会とともに力強い学都・岡山の創造を目指していきます。

【本件問い合わせ先】
大学院社会文化科学研究科(文学系)教授 今津勝紀
TEL:086-251-7408

(15.02.03)


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