国立大学法人 岡山大学

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世界最大の国際ナノテクノロジー総合展「nano tech 2015」に出展

2015年02月04日

 本学は1月28~30日、東京ビッグサイトで開催された世界最大の「ナノテクノロジー」に関する展示会「nano tech 2015 -第14回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議-」に出展しました。
 本学からは4件のポスター展示と技術講演(※1)を行いました。自然科学研究科内田哲也准教授が「高性能高分子ナノ材料 -新手法での構造制御による究極材料の開発-」を発表。耐熱性や力学特性などに優れた性能を持つと期待されながら、成形性が乏しくナノ材料化が困難だった「剛直構造からなる芳香族高分子」を、「急冷結晶化」という手法でナノファイバー化する技術を紹介しました。同研究科藤井達生教授の「鉄酸化細菌由来沈殿物から作り出す高活性ナノポーラスシリカ材料」は、これまで廃棄されてきた鉄酸化バクテリアがつくる褐色沈殿物から、シリカ粒子を取り出し、高いガス吸着特性や固体酸性、触媒活性を持つ「新規ナノポーラスシリカ」として応用した内容です。各研究成果に興味を持った化学会社や材料メーカーとは、技術移転や共同研究の実施に向けて精力的に意見交換を行いました。
 本学研究推進産学官連携機構では、研究成果の普及や技術移転などの促進を図るため、展示会への出展を積極的に支援しています。

【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構
TEL:086-251-7112

※1リンク先:
http://www.orpc.okayama-u.ac.jp/tenji/nanotech_01.html

(15.02.04)

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