国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

法科大学院弁護士研修センターが「岡山権利擁護研究会」を設立

2015年06月01日

 本学法科大学院弁護士研修センターは5月23日、「岡山権利擁護研究会」を設立しました。設立時点で修了生や院生、弁護士、自治体職員、社協職員ら約50人の会員が所属しています。
 地域住民の抱える問題は多様化・複雑化しています。特に高齢者や障害者は権利行使が困難で、権利侵害を受けやすく、いったん侵害されるとその回復は難しいため、早期発見と迅速な対応、多面的な権利擁護がますます重要です。
 本研究会は、年4回程度、事例研究、判例研究、自治体における権利擁護システムの構築と効果的運用などをテーマに研究会や実務報告・セミナー等を開催。学びあいにより会員の実務能力と専門性を磨き、本学修了の弁護士や在学生などの継続教育の場として活用します。権利擁護に関わる支援スキル向上や幅広いネットワークを持った地域に奉仕できる弁護士、福祉施設や自治体の担当部局で組織内弁護士として活躍できる人材を育成していきます。
 本学法務研究科の西田和弘副研究科長は「アカデミックかつ実務に役立ち、教育も担う研究会がスタートした。将来は中四国全域に広げていきたい」と話していました。

<参考>
 本学法科大学院弁護士研修センター(Okayama University Attorney Training Center,OATC)は、地域の専門性の高い組織内で生じている法的問題を解決する能力を持つ新人・若手弁護士を養成する目的で平成24年12月に設立。文部科学省が平成27年1月16日に発表した法科大学院公的支援見直し加算プログラムの審査結果では、もっとも高い評価である「卓越した優れた取組」に選ばれました。


【本件問い合わせ先】
岡山権利擁護研究会(岡山大学法科大学院弁護士センター事務局内)
TEL&FAX: 086-251-8412(9:00~17:45)  担当:法師

(15.06.01)


年度