本学経済学部の教員と学生でつくる岡山大学経済学会は6月3日、講演会「日本経済から見た世界経済、世界経済から見た日本経済」を、創立五十周年記念館で開催しました。
岡本章経済学会長(大学院社会文化科学研究科教授)と松本俊郎経済学部長があいさつ。一橋大学大学院経済学研究科の齊藤誠教授が「日本経済から見た世界経済、世界経済から見た日本経済」をテーマに講演しました。齊藤教授は、過去20年間にわたって日本経済を取り巻く国際経済環境を振り返りながら、世界経済における日本経済の立ち位置について講演。グローバル化の中で、日本経済は厳しい国際環境に直面し、交易条件が悪化しているとして、実態を反映したデータを自分で見つけ、自ら考えることの必要性を語りました。
講演会は、会場の金光ホールと別会場の大会議室を同時中継し、学部学生ら約500人が聴講。参加者は熱心に聴き入り、活発な質疑応答を行いました。
出席した学生たちに岡本会長は、「今後も経済社会の問題に幅広く関心をもち、井の中の蛙的な発想に陥ることなく、より広い視野で自ら考え、自分の意見を主張できるようにしてほしい」と話しました。
同学会は毎年、学外から著名な研究者を招いて講演会を開催しています。
【お問い合わせ先】
大学院社会文化科学研究科(経済) 教授 岡本 章
TEL:086-251-7552
(15.06.05)