本学が鳥取大学とともに事務局を務める「中国地域産学官連携コンソーシアム（さんさんコンソ）」は6月25～26日、北見工業大学で開催された「産学連携学会第13回大会」において、平成27年度産学連携学会業績賞を受賞しました。
　同賞は、産学連携の先端的活動に対し業績を上げた個人・団体を表彰する産学連携部門における大変栄誉ある賞です。さんさんコンソの中国地域における企業認知は大幅に浸透し、各種イベントの参加者も増加傾向にあり、国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）の新技術説明会をはじめとして、年間30～40回のマッチングイベント、セミナー等を開催しています。このほか、ホームページでのシーズ・ニーズ情報の提供、独自に開発した「CPAS Net」によるシーズ情報検索システムの提供など、精力的かつ補助金終了後も自立した取り組みが高く評価されました。
　さんさんコンソは、文部科学省の平成20年度「産学官連携戦略事業（戦略展開プログラム）」に採択され、岡山大学と鳥取大学が共同で事務局を務めています。事業終了後も大学が費用支出し、さらなる活動の発展を遂げています。平成27年3月現在、正会員校26校、特別会員47団体、企業会員570社が登録しており、現在も会員数を増やしています。
　さんさんコンソの事務局長を務める本学研究推進産学官連携機構の尾本哲朗産学官連携本部長は、「今回の受賞はさんさんコンソを構成する大学・高専をはじめ、関係機関の皆様の連携が認められたものとたいへん喜んでいます。自立型地域産学官連携のモデルとなるべく、さらなる成功事例の創出に努力したい」と喜びと抱負を語りました。今後も産学官連携事業を先導し、秀逸な地域システムのモデルとしての活動を強化促進していきます。

中国地域産学官連携コンソーシアム（さんさんコンソ）： http://www.sangaku-cons.net/index.html　

【本件問い合わせ先】
研究推進産学官連携機構　産学官連携本部長（中国地域産学官連携コンソーシアム事務局長）　尾本哲朗
TEL：086-251-8463

(15.07.03)