国立大学法人 岡山大学

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文部科学省情報ひろばで特別展示を開催

2015年09月01日

 本学は9月1日~12月末まで、文部科学省エントランス(正面)東館2階で文部科学省との共同企画展示を行います。
 本学は、日本のエネルギー自給率向上と持続可能な社会の実現のため、「次世代太陽電池技術」や「瀬戸内を利用した潮流発電技術」などの研究に取り組んでいます。本企画展示では、パネルや映像で本学が誇る同研究の概要を紹介しています。

(1)次世代太陽電池技術
 地球に降り注ぐ太陽エネルギー全体は、原子力発電所約6,000万基相当であるといわれています。人類が地球と共存し持続的に発展するためには、この太陽エネルギーを上手に使わなければなりません。本学は酸化鉄太陽電池技術研究組合を発足し、鉄という安価で普遍的に存在する元素を用いて、安くて高性能な次世代技術太陽電池の実現に取り組んでいます。
(2)瀬戸内を利用した潮流発電技術
 瀬戸内海などの「里海」の潮流は激しく、瀬戸内海だけで原発約20基に相当する膨大なエネルギーが眠っています。また、潮流は気象の影響を受けないため極めて安定したエネルギーです。通常は風力発電と同じプロペラを潮流の流れで回転させて発電しますが、より効率的かつ低コストでエネルギーを取り出すため、本学では振り子を振動させて発電する世界初の潮流発電方式Hydro-VENUS(ハイドロヴィーナス;Hydrokinetic Vortex Energy Utilization System)を開発しました。身近な海に眠る「里海エネルギー」を取り出すための研究に日々取り組んでいます。
 
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進産学官連携機構
教授 尾本 哲朗
TEL:086-251-8463

(15.9.1)

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