国立大学法人 岡山大学

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飢餓がてんかんを抑える仕組みを解明

2010年10月07日

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・生体膜機能生化学分野の森山芳則教授らの研究グループは、飢餓がてんかんを抑える仕組みを解明しました。飢餓がてんかん治療に有効なことは、ギリシャ時代から知られていましたが、その仕組みはこれまでわかっていませんでした。森山教授らは、飢餓状態やケトン食治療(脂肪中心の食事)により体内の脂肪が分解されてできるケトン体が、てんかん発作を起こす原因となるグルタミン酸による神経の情報伝達を切断する仕組みを発見しました。
 これは、代謝と精神活動(心)の関連を初めて明らかにした成果で、新しい精神疾患治療薬の開発にもつながります。
 この成果は10月7日付けの米科学雑誌「NEURON (ニューロン)」に「Metabolic Control of Vesicular Glutamate Transport and Release(和訳:代謝によるグルタミン酸輸送と放出の制御)」のタイトルで掲載されました。

 詳細は以下URLをご覧ください。
 
【本件問い合わせ先】
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
森山芳則
TEL:086-251-7933

参照リンク

//www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/20101007release.pdf

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