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本学の自然科学分野における高品質論文数の伸び率が全国第2位に

 自然科学分野における「研究の量・質」を分析しているネイチャー・パブリッシング・グループ(Nature Publishing Group)が発表している「Nature Index」1)において、本学の自然科科学分野の高品質論文数の伸び率が全国第2位となりました。本調査結果は、3月17日に公表されたレポート「Nature Index 2016 Japan」2)の分析により明らかとなりました。
 レポートでは、2012年から2015年にかけてのWeighted Fractional Count (WFC)3)指標を分析。本学は28%を超える大幅な増加率を示していました。WFCは、分数カウント法で得られた論文数であり、各研究機関における自然科学分野の高品質論文の発表への貢献度を表しています。WFCの著しい増加は、「研究の量・質」における機関の大幅な改善傾向を反映しています。

なお、本学についての主な調査結果は、以下のようになっています。
1. WFCの向上
  2012年と2015年の比較で、WFCは28%以上増加となり、伸び率が日本全国で第2位。
  分野別として、化学におけるWFCの上昇が最も顕著で、全体の増加に大きく寄与。
2. WFC in 2015(2014年との比較)
(ア) 「Nature」や「 Science 」の論文を対象としたWFCが5倍以上も増加し、WFCが1.72ポイントで全国第7位(大学では5位にランクイン)。
(イ) WFCが37.5%増加し、WFCが33.2ポイントで全国第16位(大学で12位にランクイン)。
(ウ) 分野別の結果
・WFCの伸び率:生命科学分野145.7%、化学分野28.6%および物理学分野106.3%。
・WFCポイントによる分野別での全国順位:生命科学分野12位(大学で10位)、化学分野15位 (大学で11位)、物理学分野21位(大学で14位)。

 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。これまでに強みある分野(物理学、臨床医学、基礎生命科学)の研究力強化・促進を戦略的かつ精力的に行ってきており、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の報告資料「研究論文に着目した日本の大学ベンチマーキング2015」でもTop10%補正論文数(研究の質)の伸び率でも全国第2位と目覚ましい結果を出して来ています。今回の「Nature Index」の調査結果も本学の研究力強化の取組が適切な方向に進んでいる経過証明になっています。
今後も研究力強化促進の核として設置されている「グローバル最先端異分野融合研究機構(G研究機構)」を中心にグローバル社会において「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての立ち位置を増強する改革を進めていきます。また、本学は研究大学の有志で構成する「大学研究力強化ネットワーク」の運営委員を務めており、本学のみならず日本の大学全体の研究力強化に寄与するため、他の大学・研究機関と密に協同していきます。

1)Nature Index
ネイチャー・パブリッシング・グループ独自に厳選した68の自然科学系学術雑誌から出版される高品質の原著論文データに基づき、世界トップクラスの研究成果を国・機関別にプロファイリングするデータベース。http://www.natureindex.com/

2)Nature Index 2016 Japan
「Nature」の2016年の特別企画冊子であり、Nature Indexデータベースに基づき日本に特化した分析リポート。http://www.nature.com/nature/supplements/nature-index-2016-japan/

3)Weighted Fractional Count (WFC)
共著者の割合に応じて国や機関に論文数を割り振る計算方法であり、宇宙物理科学分野に重みを付けて標準化した分数カウント法。


【本件問い合わせ先】
岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)執務室
TEL:086-251-8919

(16.03.24)