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自然科学研究科(理)の野原教授と工藤准教授が論文賞 日本物理学会

 本学大学院自然科学研究科(理学系)の野原実教授と工藤一貴准教授、卞舜生助教(現東京大学)らが、3月19~22日に開催された「日本物理学会第71回年次大会」(東北学院大学泉キャンパス)で、第21回(2016年)論文賞を受賞。日本物理学会の藤井保彦会長から賞状を授与されました。同賞は、独創的な論文の発表により、物理学の進歩に重要な貢献をした研究者の功績を称えるための賞です。
 受賞論文で野原教授らは、イリジウムとテルルの化合物に着目、微量の白金を混ぜると、結晶中に形成されていたイリジウムの鎖状分子が崩れ、電気抵抗ゼロの超伝導状態になることを発見し、超伝導材料の開発に新たな道を開きました。野原教授は、「4月に新設される研究所で、さらに研究を進め、室温超伝導の実現に一歩でも近づきたい」と述べ、工藤准教授は「期待と共に責任を感じる。持続可能な社会を実現すべく、学内に揃った旬の研究者と切磋琢磨し、超伝導体開発を更に推し進めたい」と今回の受賞について述べました。
 野原教授らはこれまでに、同分野で先導的な研究開発を数多く進めてきました。また、日本学術振興会の平成27年度新学術領域研究(研究領域提案型)である「J-Physics:多極子伝導系の物理」の計画研究代表者を務めており、わが国の将来を担う重要な課題解決に挑戦しています。今後も研究の量、質において世界的に存在感のある「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」の一翼を担い、社会を革新する研究開発を精力的に進めていきます。

<参考:受賞論文>
Sunseng Pyon, Kazutaka Kudo, and Minoru Nohara:Superconductivity Induced by Bond Breaking in the Triangular Lattice of IrTe2. J. Phys. Soc. Jpn. 81, 053701 (2012)

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(理学系) 教授 野原 実
TEL:086-251-7828

(16.03.31)



藤井会長から賞状を授与される野原教授(右)


受賞した野原教授と工藤准教授(左)