国立大学法人 岡山大学

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資源植物科学研究所の平山教授 CRESTに採択決定

2016年10月07日

 本学資源植物科学研究所(IPSR)環境応答機構研究グループの平山隆志教授が9月16日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「平成28年度戦略的創造研究推進事業(CREST)」の新規研究課題に採択されました。
 今回採択された研究領域は、「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基礎基盤の創出」(研究総括:田畑哲之・公益財団法人かずさDNA研究所所長・副理事長)で、気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムを構築することを目的として、平成27年度に設置されました。平山教授は「データ科学に基づく作物設計基盤技術の構築」をテーマに、平成28年10月~平成34年3月の5年半にわたって、研究を行います。
 今回の採択を受けて、平山教授は「我々の研究課題が採択されたのは、これまで岡山大学の研究および植物研の研究の質の高さが評価されてきたことと、本研究課題に参画していただく共同研究者皆様のご努力、ご協力の賜物と思います。本研究課題では、植物研が保有するオオムギ資源を利用して、これまでに蓄積された植物科学知見と最新のデータ科学を活用した新たな育種技術の開発、確立を目指します。より良い成果を挙げるべく邁進する所存です」と話しました。本学の強みである植物科学と異分野融合をもとに精力的に研究を推し進めることとなります。
 同事業は、国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す、革新的技術シーズを創出するためのチーム型研究です。今回、平山教授が採択された「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基礎基盤の創出」の研究領域では、8件を面接対象として、最終的に4件が採択されました。
 本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)の一つであり、「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」としての高い研究力を有しています。本学の持つ研究力を社会、産業界などに還元していくために、平山教授の研究活動を多方面からバックアップしつつ、他の研究者の研究力強化にもフィードバックしていく予定です。

【本件問い合わせ先】
資源植物科学研究所 教授 平山隆志
TEL:086-434-1213

(16.10.07)

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