国立大学法人 岡山大学

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平木研究教授(医)が「平成31年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択

2019年04月12日

 本学大学院医歯薬学総合研究科(医学系)放射線医学分野の平木隆夫研究教授が3月25日、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「平成31年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。
 同事業は、がんの予防・早期発見手法の開発、新規薬剤・医療機器開発、各治療法を組み合わせた標準治療の開発、ライフステージに応じた治療法の開発などを目的とするものです。「領域1:がんの本態解明に関する研究」、「領域2:がんの予防法や早期発見手法に関する研究」、「領域3:アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究」、「領域4:患者に優しい新規医療技術開発に関する研究」、「領域5:新たな標準治療を創るための研究」、「領域6:ライフステージやがんの特性に着目した重点研究」の6つの領域に分かれ、それぞれに細分化された課題が設定されています。
 平木研究教授は領域4の中にある「革新的医療機器開発の有効性・安全性に関する研究」において、「針穿刺ロボットを用いたがんに対する低侵襲治療「CT透視ガイド下アブレーション」の検証的医師主導治験」(研究期間:平成31~令和3年度)という題目のもと、研究開発代表者を務めます。この研究は、岡山大学の医工連携で開発したCTガイド下針穿刺ロボットを使って、がんに対する低侵襲であるアブレーションの医師主導治験を実施するものです。
 今回の採択を受けて平木研究教授は、「医師主導治験を成功させ、岡山大学発・世界初のCTガイド下針穿刺ロボットの製品化を実現したい」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
 本学における強みある分野のひとつである医療系において、持ちえる研究開発力を基に本学発・世界初のCTガイド下針穿刺ロボットの製品化を推し進め、より良い医療と新たな価値を社会に提供していきます。

◯研究教授制度について
 研究実績があり、研究代表者として外部資金を獲得して研究マネジメントを行っている准教授に「研究教授」の称号を付与する制度です。研究教授に認定されると、獲得した外部資金のうち、大学に配分される間接経費の一部が、本人への配分額に上積みされるなどの優遇を受けられます。

【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科(医学系)研究教授 平木隆夫
TEL:086-235-7313

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