国立大学法人 岡山大学

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「第9回 国際DAMPsとAlarminsシンポジウム」を開催

2019年11月14日

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科・薬理学の西堀正洋教授は11月6~8日、「第9回 国際DAMPsとAlarminsシンポジウム」を岡山大学鹿田キャンパスJunko Fukutake Hallにて開催しました。
 HMGB1(high-mobility group box-1、損傷や感染、炎症性刺激を受けて産生されるサイトカイン(細胞間相互作用に関与するタンパク質)の一種)をはじめとするDAMPs(生体警告分子群)研究において世界を牽引する先端研究者から若手研究者まで、総勢157人(うち外国人参加者61人)が参加。大阪大学免疫学フロンティア研究センターのセンター長・審良静男教授による特別講演「エンドリボヌクレアーゼRegnase-1による免疫応答制御」のほか、招待演者・一般演者による口頭発表35題、ポスター発表50題があり、活発な議論と情報交換が行われました。難治臨床疾患であるアルツハイマー病、神経因性疼痛、脊髄損傷、てんかん、敗血症の病態におけるDAMPsの意義と新しい治療法の方向性が具体的に検討されました。
 ホテルグランヴィア岡山および岡山城天守・前庭で開催された各交流会では、ウェルカムパーティーなどが開かれ、地元の備中神楽や地酒酒造のご協力を得て楽しい交流のひとときを過ごすことができました。
 本学をはじめ多くの企業・団体・個人からの開催費支援と企画・運営協力により実現した本シンポジウムの開催は、若手研究者を中心とした国内外におけるネットワークの形成と、抗HMGB1抗体治療法開発および当該領域研究のさらなる発展を推進するものと期待されます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 薬理学
TEL:086-235-7140

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