国立大学法人 岡山大学

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大学院保健学研究科に「ゲノム医療サイエンティスト育成コース」を設置

2020年02月14日

 大学院保健学研究科では、2020年4月より「ゲノム医療サイエンティスト育成コース」を設置します。
 がんゲノム医療が加速する中、DNAやRNAなどの解析技術やタンパク質の機能解析など実際に検体を取り扱う知識と技術を持った専門家の育成が喫緊の課題となっています。
 岡山大学病院は「がんゲノム医療中核拠点病院」に選ばれており、その使命の一つとして、ゲノム医療に関する専門性の高い人材育成が掲げられています。特に病理検体から適切に遺伝子を抽出し、管理できる専門家は圧倒的に不足しており、このような人材育成が求められています。今後、このニーズはさらに加速し、がんゲノム医療中核拠点病院のみならず市中病院においてもその配置が求められるようになると予測されます。
 そこで大学院保健学研究科では、2020年4月より博士前期課程に「ゲノム医療サイエンティスト育成コース」をスタートさせます。本コースでは、がんゲノム医療中核拠点病院である岡山大学病院の強みを活かし、ゲノム医療の現場で活躍できる人材を育成します。
 コース選択者は、修了までに実践的な知識や技術の修得とともに、「遺伝子分析科学認定士」「バイオインフォマティクス技術者」「細胞検査士」など、ゲノム医療や病理に関係する各認定資格の取得も目指します。
 将来的に多職種連携によるゲノム医療の実践を目指して、医歯薬学総合研究科など関係部局と連携して、さらに発展的な教育プログラムに改編していく予定です。

【本件問い合わせ先】
大学院保健学研究科 教授 佐藤康晴
TEL:086-235-7150
岡山大学病院ゲノム医療総合推進センター 准教授 遠西大輔
TEL:086-223-7151

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