国立大学法人 岡山大学

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生殖補助医療技術教育研究センターを開設

2013年11月22日

 岡山大学は、不妊治療に携わる生殖補助医療技術者(胚培養士)のキャリア養成、リカレント教育を実施する国際的教育研究拠点として、生殖補助医療技術教育研究(ART)センターを開設しました。医学部と農学部が不妊治療に必要な技術者を養成する「生殖補助医療技術キャリア養成特別コース」教育を今年度4月から開始したものを更に充実させます。本センター設置によって、胚培養士の国家資格化に耐えうる高度で綿密な教育体系の構築と、すでに社会で活躍している胚培養士へのリカレント教育の充実を図ります。
 岡山大学は、生殖補助医療技術者(胚培養士)のキャリア養成、リカレント教育を実施する国際的教育研究拠点として生殖補助医療技術教育研究(ART)センターを開設しました。昨今の不妊治療需要の増大に伴い、胚培養士の役割も増してきていますが、その役割の重要性にもかかわらず、これまで国内で胚培養士を体系的に養成する教育課程が整っていませんでした。わが国の今後の不妊治療の発展のためには、その核となる高い能力を持った胚培養士の養成課程構築が急務であり、当センターは、国立大学では全国初の試みとして、学部から大学院レベルでの胚培養士養成およびスキルアップのためのカリキュラム開発機関として誕生しました。
 すでに本学では、昨年度から農学部と医学部と共同で「生殖補助医療技術キャリア養成特別コース」をスタートさせています。本センターは、このコースのさらなる充実をはかるとともに、農学部と医学部を跨ぐ強固な教育研究組織として、生命倫理等関連領域をも包含できる全学センターを整備し、我が国を代表する教育研究の中核となることを目指します。
 本センターは、胚培養士の国家資格化に耐えうる高度で綿密な教育体系の構築と、すでに社会で活躍している胚培養士へのリカレント教育の充実を目指します。胚培養士の国家資格化は、さらに信頼できる生殖補助医療体制が構築され、不妊で悩む方々へ安心を提供することが出来ます。
 平成25年12月22日(日)に鹿田キャンパス「JUNKO FUKUTAKE HALL」(通称:Jホール)にて当センターのキックオフシンポジウムを企画しています。

報道発表資料はこちらをご覧ください


<お問い合わせ先>
 岡山大学生殖補助医療技術教育研究(ART)センター
 教授 舟橋弘晃
 (電話番号)086-251-8327, 8329
 (FAX番号)086-251-8388

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