国立大学法人 岡山大学

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学生企画の「生きる力」を学ぶ授業がスタート

2013年05月29日

 この授業は学生が発案した授業です。
 地元の京山公民館との共催で、津島学区栄養改善協議会の方がサポートしてくださっています。地域社会の伝統料理や伝統芸能を体験することを通して,学生一人一人が自分の役割を果たし周りと協力する力を学び、コミュニケーション能力を養うことを目的としています。
 第1回目の授業では、京山公民館でサポーターといっしょに、「桜エビを使った桜ごはん」「スペイン風オムレツ」「コブと花カツオから出汁をとった味噌汁」「にんじんゼリー」を作りました。今後は岡山の伝統的な「祭りずし」にも挑戦する予定です。さらに、八朔踊りの練習も開始します。
 この授業は一般教養の主題科目(人間と社会)として開講された「"生きる力"~料理等を通じて培うコミュ力~」です。この授業が、他の一般教養の授業と最も異なる点は、教員が授業内容を決定したのではなく、学生発案型の授業だということです。
 「学生・教職員教育改善専門委員会」の授業改善ワーキング・グループの学生たちが、岡山大学生の意識アンケート調査をおこない、「地域交流をメインとした岡山の郷土料理や文化を学ぶ」というテーマを設定しました。
学生たちはこの授業を開講させるために、2年近くの時間をかけて、何度も議論を重ねてきました。また、地元京山公民館に伺い協力依頼をしたのも学生たちです。
 教員から一方的に知識を学ぶ旧来型の大学教育ではなく、「祭りずし」や「八朔踊り」を通して、地元のサポーター・教員・学生とで「新しい双方向的な学びの場」を構築する、最先端の授業といえるでしょう。

報道発表資料はこちらをご覧ください

<お問合わせ先>
所属:岡山大学大学院教育学研究科 教授
氏名:山本宏子
電話:086-251-7644(山本研究室)

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