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ナノアパタイトをベースにした新しい生体組織用接着材を開発

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)生体材料学分野の松本卓也教授、岡田正弘准教授、大阪大学、物質材料研究機構の共同研究グループは、新しいタイプの生体組織用接着材の開発に成功。骨や歯の主成分であるアパタイトをナノオーダーで人工合成した材料「ナノアパタイト」をベースとしており、切断した皮膚などを容易に接着できることを確認しました。また、医療現場で現在使われているフィブリン系接着剤よりも2倍以上の強い接着力を持つことが分かりました。本研究成果は5月5日、国際科学雑誌「 Acta Biomaterialia 」のオンライン電子版に掲載されました。
外科手術等では傷を処置するために縫合糸が主に使用されています。一方で、医療現場からは、迅速かつ簡便に使用できる生体組織用接着材の開発が強く望まれています。本研究成果は、取り扱いが容易で短時間に強力な接着力を発揮する生体親和性に優れた接着材としての応用が期待されます。
<論文情報等>
論文名: Biocompatible nanostructured solid adhesives for biological soft tissues
「軟組織用の生体親和性ナノ構造化固体接着材」
著者:Masahiro Okada, Akira Nakai, Emilio Satoshi Hara, Tetsushi Taguchi, Takayoshi Nakano and Takuya Matsumoto
掲載誌: Acta Biomaterialia
DOI:10.1016/j.actbio.2017.05.014
発表論文はこちら

<詳しい研究内容について>
ナノアパタイトをベースにした新しい生体組織用接着材を開発

<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(歯)
教授 松本 卓也
(電話番号)086-235-6667