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C型慢性肝炎治療薬リバビリンの新たな機能の発見とその分子機序を解明

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腫瘍ウイルス学分野の佐藤伸哉助教、加藤宣之教授らの研究グループは、C型慢性肝炎治療薬の一つであるリバビリンが脂質生合成を抑制するという新しい機能を発見し、さらにその分子機序について解明しました。本研究成果は7月13日、米国の肝臓学専門オンライン誌『Hepatology Communications』に掲載されました。
 脂質生合成の亢進はC型肝炎ウイルス(HCV)の複製を高めるばかりでなく、C型慢性肝炎に伴う脂肪肝や肝がんの発症リスクを高めることから、リバビリンはこれらの病態発症を抑制する予防薬になることが期待されます。


図1. リバビリンによる脂質生合成に対する抑制機構
 リバビリンによりGTPの枯渇とMARK4キナーゼによるRXRαの発現レベルの低下が引き起こされ、最終的に脂質の生合成が抑制される。


<論文情報等>
論文名:Ribavirin suppresses hepatic lipogenesis through inosine monophosphate dehydrogenase inhibition: involvement of adenosine monophosphate-activated protein kinase-related kinases and retinoid X receptor α.
掲載誌: Hepatology Communications , 2017.  doi: 10.1002/hep4.1065
著 者:Satoh S, Mori K, Onomura D, Ueda Y, Dansako H, Honda M, Kaneko S, Ikeda M, Kato N.

<詳しい研究内容について>
C型慢性肝炎治療薬リバビリンの新たな機能の発見とその分子機序を解明

<お問い合わせ>
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 
腫瘍ウイルス学分野
助教 佐藤 伸哉
教授 加藤 宣之
(電話番号)086-235-7390
(FAX番号)086-235-7392
(メール)sisatoh@okayama-u.ac.jp
     nkato@md.okayama-u.ac.jp