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糖尿病治療薬メトホルミンによる制御性T細胞の抑制効果を発見

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科免疫学分野の鵜殿平一郎教授、榮川伸吾助教と口腔顎顔面外科学分野の佐々木朗教授、國定勇希大学院生の共同研究グループは、2型糖尿病治療の第一選択薬であるメトホルミンが、がん局所に存在する制御性T細胞の増殖と機能を抑制することを明らかにしました。本研究成果は10月15日、Cell PressとThe Lancetのパートナー科学雑誌「EBioMedicine」のResearch Article(Online版)として掲載されました。
 がん局所に浸潤した制御性T細胞は免疫細胞の一種ですが、がん細胞を攻撃する細胞傷害性T細胞の機能を抑制することが知られています。メトホルミンによる制御性T細胞の抑制効果は、がんに対する免疫作用を増強することにつながり、がんの免疫治療に貢献できる可能性が明らかになりました。

<論文情報等>論文名:Attenuation of CD4+CD25+ regulatory T cells in the tumor microenvironment by metformin, a type 2 diabetes drug 「2型糖尿病治療薬メトホルミンによる腫瘍微小環境内CD4+CD25+制御性T細胞の抑制」掲載誌:EBioMedicine
著 者:Yuki Kunisada, Shingo Eikawa, Nahoko Tomonobu, Shohei Domae, Takenori Uehara, Shohei Hori, Yukihiro Furusawa, Koji Hase, Akira Sasaki, and Heiichiro UdonoDOI:http://dx.doi.org/10.1016/j.ebiom.2017.10.009

論文発表はこちらからご確認いただけます。

<詳しい研究内容について>
糖尿病治療薬メトホルミンによる 制御性T細胞の抑制効果を発見

<お問い合わせ>
大学院医歯薬学総合研究科 免疫学分野
教授 鵜殿平一郎
(電話番号)086-235-7192
(FAX番号)086-235-7193