国立大学法人 岡山大学

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国立大学初 LSIPによる知財強化支援

2013年07月08日

 LSIP(Life-Science Intellectual property Platform Fund /ライフサイエンス知財ファンドの略)は、株式会社産業革新機構と複数の民間企業の出資を受ける日本初のライフサイエンス系知財ファンドです。その実務的な業務は、知的財産戦略ネットワーク株式会社(IPSN社)が担当しています。
 岡山大学は国立大学で初めて、LSIPから知的財産強化のための研究費ならびに海外出願費用の支援を受けることとなりました。
 支援対象は、本学大学院自然科学研究科・妹尾昌治教授(研究科長)を始めとする登録研究者が実施する「ヒトiPS細胞を用いるがん幹細胞研究」です。
 この研究分野は国際的にも進展が目覚ましく、得られた知見をいち早く知的財産として国際的に権利確保を行う必要があります。このため、LSIP、IPSN社、岡山大学は緊密な連携体制のもと、研究成果の海外出願と権利化を推進して参ります。
 6月26日に第1回「知財強化支援進捗連絡会」を岡山大学にて開催しました。
 当日は、LSIP秋元職務執行者(IPSN社 社長)、IPSN社宮岸技術知財本部長、岡山大学・山本研究担当理事(副学長)、妹尾教授、古矢上級リサーチ・アドミニストレーター、ほか財務部、研究交流部、研究推進産学官連携機構などの関係者が参加し、研究進捗のほか今後のスケジュールなどを確認しました。
 今回の支援対象となる「ヒトiPS細胞を用いるがん幹細胞研究」は、これまでのマウスのiPS細胞を用いた研究を一段進化させたもので、国際的にも成果が期待される分野です。研究成果も注目されますが、研究の進展により得られた成果を国際特許として追加権利化することを重視しています。そのため従来にないフレキシブルな手順を用いることや、岡山大学リサーチ・アドミニストレーター(URA)を核として、戦略的な研究企画・知財方針の策定ならびに産学連携体制を維持することとしています。

報道発表資料はこちらをご覧ください

<お問い合わせ>
岡山大学 研究推進産学官連携機構
 知財本部 渡邊 裕
(電話番号)086-251-8472
(FAX 番号)086-251-8961

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