岡山大学 歯学部

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学部長からのメッセージ

歯学部長挨拶

  歯学部

 岡山大学は,長い歴史を有し10学部からなる総合大学です。歯学部は,1979年(昭和54年)に国立大学としては最も新しい歯学部として設置されました。医療系では,保健学系の学科を含む医学部,歯学部,薬学部が揃っており,さらに自然科学から人文,社会科学的な分野までの幅広い学系が存在し,総合大学の特性を生かした文理融合教育,研究を実践しています。入学試験では前期一般入試の他に学校推薦型入試,外国人留学生入試,国際バカロレア入試,学士入試(2年次編入),など多様な入試制度を活用し,個性を有する多彩な人材を求めています。


 歯学部では「国民への高度な歯科医療の提供」と共に「先端的な歯科医療の研究開発」を重視し,教育・研究を通して世界最高水準の歯科人材を育成することを教育目的としています。地域社会に貢献できる歯科医師を養成するのはもちろんですが,その活躍の場を大学教員,研究職,行政職,さらに海外にまで広げていける人材の養成を行っています。そのようなグローバルな活動力と連携力を有した「実践的歯科医療人」の育成を目指し,日々教育カリキュラムの改革・改善を行っています。新時代の歯科医師に必要な現場力,実践力のために課題解決型学習やアクティブラーニングを推進し,地域の歯科医師会とも有機的に連携しながら新たな教育カリキュラムを展開しています。また,高度な歯科医療の提供,研究,教育のために,医学部,薬学部,岡山大学病院との密接な連携により,多職種連携や医療支援,周術期管理などを強化し,超高齢社会に対応できる広い視野を有する歯科医師育成のため,さまざまな取り組みを続けています。


 海外大学とのネットワークも重視しています。全国に先駆けて開始された短期海外留学制度(ODAPUS)は20年の歴史を有し,これまでに200名を超える学生が海外留学を果たしています。学年の60%の学生が派遣された年もありました。夏季休業や春季休業を利用できる体制も整備しています。このプログラムでは海外からも多くの留学生を受け入れており,多様な国々の留学生と直にふれあうことで,グローバルな活動力と実践力を身につけることが出来ます。


 歯学部卒業後には,高度な歯科医療を学んで臨床専門医を目指す大学院も用意されています。臨床を重視したプログラムにより,学位(博士)と専門医の取得を同時に目指すことができます。さらにその先の生涯教育にも取り組んでいます。この教育におけるシームレス化,また地域社会や海外とのシームレス化を実行するために,歯学部棟の機能改修を行っています。2年後には完了し,新しい学びの場となる予定です。


 岡山大学歯学部の卒業生は,国際的な医療基準に立脚した知識,技術と医療態度を身につけ,高い評価を得て活躍しています。皆さんも岡山大学歯学部で学び,医療の分野で世界を牽引する実践力を身につけ,地域のみならず世界で活躍する歯科医療人を目指しましょう。



令和4年4月1日

歯学部長

歯学部長 大原 直也