会長 | 妹尾 愛希 | ||
顧問 | 前田 潔 校長 | ||
副会長 | 霜山 佳子 | 内田 裕之 | 小林 紀彦 副校長 |
監査 | 森上 真夢 | 馬場 伸栄 | |
会計 | 北野 哲也 | 原 結子 | |
書記 | 原 結子 |
委員会名 | 委員長 | 副委員長 | ||
総務委員会 | 久延 涼子 | 黒田 美佐子 | ||
文化委員会 | 立石 晶子 | 宮下 知佳子 | ||
厚生委員会 | 石川 昌子 | 兼山 文子 | ||
広報委員会 | 新聞 | 石井 智子 | 西川 貴子 | |
HP | 長沼 悠佳 | 佐渡 陽子 |
副会長 内田 裕之
今年度PTA副会長を務めさせて頂くことになりました内田と申します。
日頃から保護者の皆様方にはご支援ご協力頂き、誠にありがとうございます。
この数年は思うようなPTA活動が出来ておりませんでしたが、いよいよ今年度はアフターコロナへとシフトしてゆく新しいステップの年になると感じております。子供たちの学びや生活の場であるこの附属小学校を更に楽しく健やかに過ごしやすい環境となるよう努力してまいります。
今まで中止を余儀なくされていた行事の再開など伝統を守りつつも時代に合わせた形での検討も進めたいと考えます。それは新たな形でのスタートのチャンスでもあります。子供達・先生方・私達保護者それぞれにとってもより良い附属小学校となるよう、妹尾会長のもと役員皆と力を合わせ努めていく所存です。不慣れで至らぬこともあるかと存じますが、一年間どうぞよろしくお願いいたします。
副会長 小林 紀彦 副校長
この度、副校長として赴任して参りました、小林紀彦と申します。
平素より、本校の教育活動へのご理解やPTA活動へのご協力をいただき、誠にありがとうございます。
今年度は、長いコロナのトンネルも出口が見え始め、制限していた活動も少しずつ再開していく予定です。今までなかなかできなかった人と人とのかかわりも、徐々に取り入れていこうと思っています。キーワードは、「つながり」です。学校と家庭との「つながり」、学校と地域との「つながり」、先生と子どもとの「つながり」、子ども同士の「つながり」、保護者同士の「つながり」、「つながり」を大切に『チーム附小』で取り組みたいと思います。
また、「Withコロナ」から「Afterコロナ」へ向かいつつある今、「不変と変化」「不易と流行」という言葉をよく耳にします。全てをコロナ前に戻すのではなく、コロナをきっかけに学校運営を見直し、よりよい教育活動を進めていきたいと考えています。今までと変わらぬご支援を頂けたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
監査
森上 真夢 馬場 伸栄
【11月10日(金)・11月11日(土)】
令和5年度 中国地区国立大学附属学校連盟
中国地区国立大学附属学校PTA連合会
総会並びにPTA実戦活動協議会 松江大会
https://sites.google.com/view/zenfurenmatsue
「激動の時代~強くしなやかに生きる子どもたちを育てる~」と題して、中国5県(鳥取・岡山・広島・山口・島根)にある国立大学附属の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・義務教育学校・特別支援学校・学校園の保護者および教職員の皆さまと共に、令和5年度 中国地区総会並びにPTA実戦活動協議会 松江大会が、島根大学教育学部附属学校園を主管校として、水の都
島根県松江ホテル一畑にて開催されました。
附属小学校からは前田校長先生、小林副校長先生、執行役員10名にて参加いたしました。大会は2日間にわたり、次のようなプログラムによって開催されました。
【大会1日目】 11月10日(金)
Ⅰ. 開会式・全大会
Ⅱ. 記念講演
「先のみえない中を生きるこどものために、おとなは・・・。」という演題にて、東京大学社会科学研究所長 玄田 有史先生による、会場に笑い声が絶えない空間の中での講演でした。
先生のお話の中で、印象的だったのが、まず本年度久しぶりに募集のあったJAXAの宇宙飛行士の
最終試験の際に「あなたはどちらになりたいか?ももたろう?それとも、うらしまたろうか?」という人間の素質や生き方を考えさせられる問い、次に玄田先生が活動されている東日本大震災後の支援
活動のお話の中から、釜石で起こった事象を振り返り3つのことを想定しておくべきだという、今後
私たちの普段の生活、そして今後の活動について取り入れたい考え方についてご紹介してください
ました。
特に深く残ったお話は、レヴィ=ストロースの著書「野生の思考」の中で紹介されている、エンジニアリングとブリコラージュという2つの思考について取り上げられました。まず一つ目の「PLAN DO SEE CHECK」という知識や知恵を持って計画的に考えるエンジニアリングという思考、つぎに目標も計画も立てられないけれど、最悪な事態を踏みとどまり、どうすればよいのかわからない時にはやりくりしてなんとかするという元々フランス語で「繕う・ごまかす」の意味を持つ言葉からつくられたブリコラージュという思考についてでした。
ここで、ももたろうはエンジニアリング型、そしてうらしまたろうはブリコラージュ型とあてはめて考えると、未開の地へ挑む際や、不測の事態が起こった際の対応が柔軟にできる宇宙に飛び立つ人の適性について、どちらを選択する人間を宇宙飛行士として選びたいかという採用側の意図するものが、自ずと答えはでてくるのだと、腑に落ちました。
また、予期せぬ災害に向けて、様々な状況を想定して順序立て、みんなで協力しあって行うことについてエンジニアリングしていることと共に、緊急時に本当に必要な3項目 ①想定にとらわれないこと ②やれることは全てやること ③全員が率先して行うことという、計画通りにいかないことを行うブリコラージュの考え方についても、社会が成熟する為に必要な要素だということに気づかされる、よい機会となりました。
Ⅲ. 総会
Ⅳ. 情報交換会
【大会2日目】 11月11日(土)
Ⅴ.校種別分科会
今回、小学校部会において「つながり創生プロジェクト SDGsを意識した持続可能なPTA活動の創生に向けて」と題し、コロナ禍を超え新たなPTA活動のGOALを求め活動を行う本年度の内容を中心に発表させていただきました。(発表内容については、PTA会員ページをご覧ください。)
Ⅵ.全体会・閉会式
久しぶりの完全参集型での開催にて、各校の取り組みについて知る機会を得られたことは、お互いの活動について意見交換をし、また今後のPTA活動へのヒントをいただきました。激動の時代を強くしなやかに生きぬく為のアイデアを、私たち保護者も今後の活動と子育ての中で生かしていきたいと思います。
【第2回母親委員会(岡山市PTA連絡協議会主催)】
令和5年度 第2回母親委員会が11月2日(木)岡山市勤労者福祉センターで開催されました。総務委員長ならびに副会長にて出席いたしました。
今回は、「婦人科クリニックから見た今の子どもたちの現状、その問題点と対応について」という演題について ウィメンズクリニック・かみむら院長の上村茂仁さまのご講演を、岡山市内の小中学校PTA母親委員会の方々とご一緒に拝聴いたしました。
小学生の保護者としては、敷居の高い性教育についてのお話も含め、児童から生徒へ成長していく子ども達が、第二次性徴を経て男性・女性としての身体へ変化していく過程についての様々なお話は、親が恥ずかしがったり、うやむやにしてはいけないのだろうと、再認識いたしました。
「Someday you’re going to have to grow up and face life without any help from anyone.(いつかは、大きくなって誰の助けも借りずに人生と対決しなければならなくなるのよ。」 (PEANUTS SNOOPYルーシーのセリフより)
「『自立』とは、社会の中に『依存』先を増やすこと。」(小児科医の熊谷晋一郎先生のお言葉)
上村先生は、この2つの言葉を引用して、現代子どもを取り巻く環境についての現状についてのお話もいただきました。
昨今、SNSを通じたトラブルやSNSに依存した生活についてなど、解決策をもSNSから見出そうとする人が多いことがうかがえます。児童の心身そのものの危険を脅かすものがある一方、子ども達が加害をする側になる場合もあるかもしれません。一番身近にいるものとして、見守り、耳を傾け、子ども達の安全を守るためにもSNSの利用については、日々、ご家庭でも話し合っていただけたらと強く思いました。
(参加報告:霜山)
【9月29日(金)・9月30日(土)】
一般社団法人 全国国立大学附属学校PTA連合会(全附P連)
PTA研修会 第14回 全国大会
「子どもたちとこの国の未来のために ~ 新時代の扉を開こう!これから求められる力とは ~」と題して、全国56大学にある幼稚園・小学校・中学校・高等学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校の保護者および教職員の皆さまと共に全国大会がハイアットリージェンシー東京にて開催されました。
附属小学校からは前田校長先生、小林副校長先生、副会長2名の4名が参加いたしました。大会は2日間にわたり、次のようなプログラムによって開催されました。
【大会1日目】9月29日(金)
Ⅰ. 開会行事
全附P連会長挨拶 / 来賓挨拶 文部科学大臣 盛山正仁様 / 国立大学附属学校全国同窓会会長・元文部科学大臣 塩谷立様 / 国立大学附属学校振興議員連盟会長 森英介様 / 全国国立大学附属学校連盟理事長 鎌田正裕様
他
これまでの全附P連の歴史を振り返りながら、開会式典が挙行されました。
Ⅱ.基調講演 「なぜいじめ対策が難しいのか?」
講師:阪根健二 氏(鳴門教育大学大学院 特命教授)
この講演では、坂根先生がこれまで中学校の現場において子ども達との関わりの中から見いだされたいじめ対策について、また昨今の話題を含め「社会通念上のいじめ」「法律上のいじめ」「疑いをしりながら見過ごすことや傍観者は、加害者と同じ立場である。」「諸外国と日本の対応の違い」など、子ども達を守る立場の大人たちが気を付けていくべきこと、どのような視点で考え、また関わっていけばよいのかということを示唆していただきました。
いじめの4層構造
① 被害者
② 加害者
③ 観 衆
④ 傍観者(暗黙の指示)
ⅰ いじめられっこに非はなし。
ⅱ 周辺こそがいじめの元凶(いじめる子より周りの子への対応)
ⅲ 昨日と違うちょっとした様子こそ発見の決め手(深刻な時ほど訴えない)
ⅳ いじめる子が新たな中へ(既存の集団と異なる新しい集団や世界を提供する)p
ⅴ いじめっこだって泣いている(いじめっこの抱えるストレスに目を向けて)
「傍観者についてあなたはどう考えますか?」という参加者へ向けての問いかけには、事前に参加者へ配布された色紙を使い即時応答することにより、会場内も大いに盛り上がりました。
いじめだけではなく、子ども達にトラブルにあった際など、大人からの声かけのシチュエーションについても学ぶことができました。今後、子ども達が健やかに育っていく為の大きな気づきや発見を得られた講演でした。
Ⅲ. 省庁行政説明
Ⅳ. PTA活動事例報告
Ⅴ. テーマ別分科会(校長先生・副校長先生・執行委員それぞれが①~④に出席)
a) 分科会1:「自転車世界一周の夢実現」~夢のはじまりは、学校になじめないことだった~
講師 坂本 達 氏 (株式会社ミキハウス 社長室 冒険家)
b) 分科会2:「変化する時代の子育てとPTAの形」
c) 分科会3:「こども家庭庁と今後のこども・子育て政策について」
d) 分科会4・特別支援部会:「すべての人がスポーツを楽しめる場の創造を目指して」
~ インクルーシブスポーツキャラバンにおける取組 ~
【大会2日目】10月30日(土)
Ⅵ. 基調講演
「異彩を、放て。」 ~福祉×アートで世界を変える~
松田 文登 氏 (株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長)
https://www.heralbony.jp/
VII. カンガルー保険の説明及び全附P連活動報告
VIII. パネルディスカッション: 「これからの附属学校の期待されるあり方」
IX. 閉会行事
全国附属学校園のPTA活動発表では、コロナ禍も明け活動が活発になってきた他校の取り組みなどから子供たちの学校生活や学習環境をより充実させるヒントが得られました。全国のPTAを取り巻く環境や状況を知り、今後の本校の活動に考えるのに有意義な研修会でした。
全国56大学・253附属学校の皆さんが、すべてそれぞれの善意において、各地でPTA活動に工夫とご尽力をいただいている姿勢に共感し、あらためて敬意を表します。
この場をかりて、当日の会場設営を含む諸事ご準備をいただいた関係各位に心から感謝いたします。
(参加報告 霜山)
【11月22日 第2回母親委員会】
岡山市PTA協議会の第2回母親委員会が開催されました。総会では来年度の代表母親委員の選出についての報告がありました。
講演では「どうなってるの?日本の男女平等〜ジェンダー平等を実現しよう〜」と題して、NPO法人 岡山立志教育支援プロジェクト理事長(元中国短期大学教授)である角田みどり氏よりお話いただきました。
SDGs5番『ジェンダー平等を実現しよう』について、日本におけるジェンダーへの取り組み、LGBTQなどのジェンダー問題について、幅広い知識を教えていただきました。
暮らしのなかにあふれる男女区別の現実、トイレ表示の色、女子の制服はスカートのみ、育休を取るのはほぼ女性など…
制服はスラックスOKになったり、男性の育休取得など、少しずつ男女平等に向けて進みつつありますが、まだまだ格差があることはたしかです。
ジェンダー平等の実現を考え、女性が社会で活躍するためには、男性の理解や協力が不可欠だということを一人一人が自覚し、世の中を変えていこうという熱意にかかっている、と角田先生はお話されました。
小学校でも折に触れSDGsについて学んでいる子供たちより、わたしたち保護者世代の、ジェンダー平等についての意識改革が必要だと改めて認識する機会となりました。
(報告 青井恵理)
【11月4日 令和4年度中国地区国立大学附属学校連盟・同PTA連合会総会 並びにPTA実践活動協議会(山口大会)】
中国地区国立大学附属学校連盟・同PTA連合会総会並びにPTA実践活動協議会が行われました。
今回は「よりよい未来をともに創り出す子どもの育成」と題し、山口大学教育学部附属学校をホストとしたハイブリッド方式で開催され、中国地方6地区の附属学校園より多くの学校長、教職員の皆さま、各PTA関係者の皆さまが参加されました。
大会のプログラムは、総会、記念講演、校種別分科会で構成されており、本校からは、前田校長先生、島田副校長先生、北野教頭先生、PTA執行委員が出席をさせていただきました。
記念講演では、山口県萩市にある澄川酒造場(東洋美人の銘酒で有名) 代表取締役・杜氏である澄川宜史様より「『原点』からの『一歩』、そして醇道一筋」と題したご講演をいただきました。2013年7月の萩市東部集中豪雨災害で受けた壊滅的な被害からの復旧・復興の過程に沿って、創業101年目を迎える老舗蔵元の4代目として培ってきた矜持や、普段から大事にされていること伺いました。”未来は今” と考え、時代や日々の変化のなかでも前向きに考えること、ときに”諦めることの大切さ”を交えながらも、今を精一杯生きようとされるご姿勢に、”よりよい未来をともに創り出す” 保護者として感銘を受けました。
また校種別分科会では、鳥取大学付属小学校による「折り鶴アート~ひとりひとりからの折り鶴を集め、みんなの大きな作品を!」と題した感染症下のPTA活動をご共有いただきました。感染症下で各種活動が制限されるなか、それでも子どもたちの喜ぶ顔がみたい、子どもたちによい思い出を作ってあげたいという保護者としての想いから発案されたご活動。制限下にあってなお、工夫次第で子どもたちと保護者にとって豊かな活動が可能だというよい実践活動の事例でした。
鳥取大会(2019年)来、今回の山口大会に至るまで対面での開催がなく、中国地方PTAの皆さまと対面でお目にかかることがでなかったのは心残りですが、画面越しにでも皆さまと共に情報交換の場をご一緒できましたことに感謝いたします。本大会で得た知見を、引き続き本校のより良いPTA活動に活かしてまいります。
(報告書 黒川裕介)
【9月30日・10月1日 一般社団法人 全国国立大学附属学校PTA連合会 PTA研修会 第13回 全国大会】
「子どもたちとこの国の未来のために ~附属がこれまでやってきたこと、これからやっていくこと~」と題して、東京で3年ぶりの対面およびオンラインのハイブリッド形式(会場:ハイヤットリージェンシー東京)により、全国の56国立大学・附属253学校園の保護者および教職員の皆さまとともに全国大会が開催され、附属小学校からは前田校長先生、島田副校長先生、会長、副会長の4名が参加いたしました。
大会は二日間にわたり、次のようなプログラムによって開催されました。
(1) 開会式典
全附P連会長挨拶 / 来賓挨拶 / 全附P連 創立70周年記念式典 / 文部科学大臣表彰式(PTA功労者表彰)/ PTA団体活動表彰式
全附P連創立70周年記念式典は、秋篠宮皇嗣殿下並びに同妃殿下にご臨席いただき、全附P連の歴史を振り返りながら厳かに挙行されました。
(2) 70周年記念講演
SDGs入門〜SDGsと日本の未来、今教育に求めること〜
講師:岸 博幸 氏(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授)
記念講演では、メディアでもおなじみの慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏による「SDGs入門~SDGsと日本の未来、今教育に求めること~」と題して、今後子供たちが伸ばすべき能力について、目指していく社会、教育において長期的な視点でどのように関わっていくかを示唆していただきました。
岸先生は、今後子供たちが伸ばすべき能力について、進化する社会の構造変化に対応できるように、自分自身で問題設定・問題定義していく能力、クリエイティブで具体化した問題解決能力、個人ではなくチームで発揮できるコミュニケーション能力、これらの能力を小学校のうちから身に付ける必要性について強調されました。
すでに世の中にあるものの中で斬新なニューコンビネーション(組み合わせ)を作り出す(=イノベーション(技術革新)を作り出す)上で、先ほどの能力を育む教育は大変重要であり、国立大学附属学園のような他校に先駆けた先進的な教育を生かすためには、保護者の協力も不可欠だと述べられました。
質疑応答では、岸先生ご自身が小学生のお子様を育てられる中で感じたこと、実践していることなどについて、テレビで拝見している優しい笑顔でお話してくださいました。
これからの教育が担う未来、進化する激動の社会で成長する子供たちを育てていく私たち保護者にもまた、先ほどの能力が必要となるのではないかと、考えさせられるよい機会となりました。
(3) テーマ別分科会(校長先生・副校長先生・執行委員それぞれがア~ウに出席)
(ア) 特別分科会:GIGAスクール構想 ICTを活用したPTA活動事例
全国国公立PTA4団体(日本PTA全国協議会、全国高等学校PTA連合会、全国国公立幼稚園・こども園PTA連絡協議会、全国国立大学附属学校PTA連合会)による合同事業として、GIGAスクール構想時代のICTを活用したPTA活動事例と先進的な取り組みの発表とともに、PTA活動の現状と未来を見据えた今後の展望を考えるパネルディスカッションが、PTA4団体の代表者の皆さまを中心に行われました。
(イ) 分科会1:「学校の働き方改革と今後の地域部活動の在り方」~「スクール・コミュニティクラブ ひらの倶楽部」のチャレンジ~
発表:松田雅彦 氏(大阪教育大学附属高等学校平野校舎 主幹教諭)
文部科学省は、令和2年9月に学校の働き方改革の観点から部活動を地域へ移行する方針を示しました。そしてスポーツ庁は、令和5年~7年度を、部活動を地域に移行する「改革集中期間」とする提言案をだしています。これにより、今後、生徒や教員が地域部活動として活動するには、学校内に受け皿組織をつくるか、外部の団体と学校が連携・協働するかのどちらかの選択となります。大阪教育大学附属高等学校平野校舎では、外部団体との連携する場合、費用が高額になることや契約条件が合わなくなり撤退される可能性があることから前者を選択し、令和3年3月に「スクール・コミュニティクラブひらの倶楽部」を設立しました。分科会では、部活動が地域移行すると何がどう変わるのかについて、ひらの倶楽部を設立するに至る経緯とともにお話いただきました。
(ウ) 分科会2:感染症から未来を守る~コロナだけではない感染症の話~
講師:具芳明 氏(東京医科歯科大学 教授)
新型コロナウイルス感染症の流行は私たちの生活を大きく変えました。感染症の流行が健康被害だけではなく、社会全体に大きな影響を与えることをこのパンデミックを通じて実感した方も多いことと思います。マスク、PCR検査やワクチンなど、感染対策に関連する諸々も注目を集めました。感染対策にはこれさえやっておけば完璧という方法はなく、様々なことを組み合わせて全体としてリスクを下げていく考え方が大切です。今回は新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザや風疹など感染症全般を紹介いただきながら、リスクをどのように下げていくのかお話いただきました。
10月1日(二日目):
(1) 基調講演
生きる力を育てる学力
講師: 齋藤 孝 氏(明治大学文学部 教授)
ベストセラー『声に出して読みたい日本語』の著者である齋藤孝氏による、「生きる力を育てる学力」と題した基調講演では、学ぶ力で国を支えようという気概を持ち、すぐに行動できる子供たちの育成についてお話いただきました。
「智仁勇(ちじんゆう)…智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れず」という孔子の論語の教えをもとに、判断力・誠実さ・行動力を兼ね備えた子供たちを育てるという、親として使命感と情熱をもって上機嫌に過ごすことの大切さを教えていただきました。
会場一体となり齋藤先生と共に唱和した合言葉は『ミッション!パッション!ハイテンション!』
温和な語り口ながら、ズバッと切り込み、2日目の疲労も吹き飛ぶような会場全体が活気と笑いにあふれる、大変有意義な時間となりました。
(2) 省庁行政説明および全附P連活動報告
省庁行政説明:文部科学省教員養成企画室 / 財務省 / 金融庁
全附P連活動報告:カンガルー保険紹介
(3) 活動発表およびパネルディカッション
SDGsから考える〜附属のこれまでとこれから〜
(ア) 活動発表:
(1) 北海道教育大学附属釧路義務教育学校 後期課程:「自分事として自らの意識を高める持続可能なSDGs活動への取り組み」
(2) 兵庫教育大学附属小学校 文化部セミナー教育講演会:「性の多様性について」
(イ) パネルディスカッション
文部科学省、附属学校連盟、PTA連合会、活動発表学校の代表者をパネリストにお迎えし、意見交換がなされました。
全国附属学校園のPTA活動発表では、先進的な他校の取り組みなどから子供たちの学校生活や学習環境をより充実させるヒントが得られ、今後の本校PTA活動においても基本活動の回復が大きく進むなかで、全国のPTAを取り巻く環境や状況を知り、考えるに有意義な研修会でした。
全国56大学・253附属学園の皆さんが、すべてそれぞれの善意において、各地でPTA活動に工夫とご尽力をいただいている姿勢に共感し、あらためて敬意を表します。
この場をかりて、当日の会場設営を含む諸事ご準備をいただいた関係各位に、心から感謝いたします。
(報告者:黒川、青井)
【7月29日 第1回地域学校協働活動セミナー】
岡山県教育委員会主催、第1回地域学校協働活動セミナー(兼幼稚園・こども園・中学校・中等教育学校PTA等指導者研修会(後期))が行われ、YouTubeによるライブ配信を通じて、工藤勇一氏(学校法人堀井学園 横浜創英中学・高等学校 校長)のご講演に参加してまいりました。
千代田区立麹町中学校の校長時代、服装頭髪指導なし、定期テストなし、固定担任制なしなどの教育改革で注目を集めた工藤氏。「これからの時代を生きる子どもを育てる教育」と題したご講演のなかで、事例をふまえながら、且つ、学校・地域・家庭の視点をもって、「学校の当たり前」を見直す視座を拝聴することができました。
本セミナーは、コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進を目指して、子どもたちの成長を地域全体で育むことや、地域の未来やその担い手をつくる当事者になること等の意義を確認し学校やPTAの今後の取り組みにつなげるもの(岡山県教育委員会)。
善意によってのみ支えられるPTA活動においては、ただ改革を標ぼうすればよいわけではありませんが、引き続き、学校・地域・保護者の皆さまとのわかり合い、認め合いを大事にしながら、本セミナーでの学びを活かしてまいります。
黒川裕介
【7月12日 令和4年度 第1回母親委員会(岡山市PTA連絡協議会主催)】
令和4年度第1回母親委員会が岡山市勤労者福祉センターで開催されました。例年なら総務委員長と副会長の2名で出席していますが,感染症対策のため各校1名の出席となり、副会長が出席してまいりました。
今年度,附属小学校は小学校部会中ブロックの代表母親委員となっており,司会進行しながら中ブロック母親委員の皆様と活発な情報交換を行ってまいりました。
各校コロナ禍での2年間はPTA活動も縮小中止となっていましたが,今年度ようやくPTA活動も復活してきている状況のようです。しかしPTA役員の負担が問題となり,コロナ化を経て活動自体の縮小も課題となっている学校も多々ありました。それぞれの役員が担っている仕事を細分化しボランティアを募集するという学校もあり,役員決めの課題はどの学校も直面している課題だと実感いたしました。
その他にベルマークの収集・集計方法の工夫について,個人用給食エプロンの運用について,書面開催のPTA総会決議の方法についてなど,さまざまな情報を交換することができました。
どの学校も子供たちがよりよい学校生活を送るのための取り組みを工夫されており,各校の母親委員の皆様と情報共有することができ,大変有意義な時間となりました。
(報告者 青井恵理)
【7月5日 学校保健委員会】
7月4日学校保健委員会が会議室にて開催され、会則の確認の後、本年度の役員ならびに委員が選出されました。
小池先生より令和3年度の新体力テストの結果、内田先生より本年度の学校保健計画・学校安全計画・身体測定・各種検診の結果・保健室の利用状況等、小林先生より学校給食の目標・給食内容・献立作成時に気をつけている事について報告がありました。
*学校医の三村先生から
「目について子ども達のパソコンやスマホを見る時間が増え、長時間暗い所で近くを見続けてしまい目の長さ(眼軸)が長くなるため近視が進む原因になっている。日光を浴びると、眼軸が伸びるのを抑えるという効果がありますので、近視がある子もない子も1日2時間は外にいることが有効なようです」
*学校歯科医の平野先生から
「むし歯については食後の歯みがきが良い。
子どもは衝撃を受ける等あると歯が抜け易く、万が一抜けた時には学校には専用の保存液があり保存液につけて病院へ持って行けばよいが、保存液が無い場合代わりに牛乳につけたり、口の中に入れて乾燥しないようにするとよい。※口の中に入れている時には、飲み込まない様に注意が必要。」
*内田先生から
「週末の習い事が多く、疲れている様子の子も見られます。
今年度は骨折等、怪我が例年より多い傾向がある。
当校の生徒は他校の生徒より平均での身長は高い子が多いが、体重は痩せている子が多く痩せていると免疫力が下がり熱中症のリスクが高まってしまう。」
と先生方よりお話がありました。
【6月11日 全国国立大学附属学校PTA連合】
全国国立大学附属学校PTA連合会(全附P連)令和4年度 第70回総会が行われました。令和4年度 総会は、三年ぶりの対面集合会議(東京国際フォーラム(東京))をホストとし、全附P連会員の皆さんが、各地からZOOMでも出席できる併用形式がとられました。
総会では、定款の変更、令和3年度の主要行事および収支報告、PTA連合会表彰が行われた後、令和4年度の新役員選任、活動予定および会計予算の報告が行われ、すべての議案において、定款に基づき、会員の皆さんによって承認されました。
本校PTA活動に直接的に影響を与える議案はございませんでしたが、基本活動の回復が少しずつ進むなかで、全国のPTAを取り巻く環境や状況伺い知るに有意義な総会でした。
なにより、全国56大学・256附属学園の皆さんが、すべてそれぞれの善意において、各地でPTA活動に工夫とご尽力をいただいている姿勢に共感し、あらためて敬意を表します。この場をかりて、当日の会場設営を含む諸事ご準備をいただいた関係各位に、心から感謝いたします。
会長 黒川 裕介
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