国立大学法人 岡山大学

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DOWAホールディングス株式会社と東邦電気産業株式会社からの寄付による「若手研究者研究着想支援事業」を開始 ~産業界とともに岡山圏域ならではの博士人材育成を強化促進~

2023年09月25日

 本学は、DOWAホールディングス株式会社東邦電気産業株式会社からの寄付を活用し、若手研究者の萌芽的研究の着想と推進を奨励することを目的とした「岡山大学若手研究者研究着想支援事業」を創設し、9月14日から学内募集を開始しました。
 本事業は、大学院博士・博士後期課程学生を含む45歳以下の若手研究者を対象者とし、「GX(Green Transformation)」、「DX(Digital Transformation)」、「革新的な機能性素材やデバイス」の3テーマについて、将来を見据えた社会実装性が期待できる萌芽的研究を募集し、その研究着想と構想に対し、研究費を支給するものです。この3テーマは本学が本年7月に役員会で決定した「岡山大学最重点研究分野」に沿ったもので、本学の長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し世界の革新に寄与する研究大学」を後押しする重要な若手研究者支援事業となります。
 今回の新事業の創設について、本学の那須保友学長は「DOWAホールディングス株式会社と東邦電気産業株式会社のご厚意によって、今回の若手研究者研究着想支援事業を行えること、大変ありがたく感じています。本学では大学院生・若手研究者等を支援するために『岡山大学若手研究者育成支援パッケージ』を運用しています。また、本学は優秀な大学院博士・博士後期課程の学生を支援を目的とした、文部科学省補助事業「科学技術イノベーション創出に向けた大学フェローシップ創設事業」JST「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に採択されており、岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)として修士・博士前期課程から博士・博士後期課程に進学する優秀な人材の確保を進めています。さらに、本学は研究大学として、大学院生を“学生”ではなく、次世代を担う“研究者”として捉え、育成してきました。これらの取り組みを推進するうえでも、産業界からの支援は貴重なものです。また、産業界からの視点による博士人材育成は、今後の博士人材活用にもつながる一連のものであり、このような取り組みが我が国に広がっていくことで、研究力・イノベーション創出強化にも大きく寄与すると考えます。両社のご期待を越える成果を輩出しながら、本学のビジョン達成に近づけるように今後も全学を挙げて活動を推進していきます」と両社への感謝とともに今後の意気込みを述べました。
 本学では博士人材の育成と活用を進めており、近日中に大都市部ではなく地域における博士人材の育成と活用についての議論の場を設ける予定です。岡山圏域において、“地域ならではの”高度な知識をもとに新産業を含めたイノベーション創出を担う人材であるナレッジワーカー(Knowledge Worker)について、産業界と地域の中核となる大学がともに考えていきます。本事業とともに、今後の岡山大学における活動にご期待ください。


〇岡山大学若手研究者研究着想支援事業
 本事業は、9月14日(木)から10月13日(金)正午まで学内者限定にて、応募を受け付けています。詳細(公募要領・提案書)は、下記URLをご覧ください。(学内限定ページ)
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/topics/wakate_chakusou/

【本件問い合わせ先】
研究推進機構 産学官連携本部(担当:岩知道)
TEL:086-251-8465
E-mail:r5wakate◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

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