国立大学法人 岡山大学

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文部科学省池田一郎課長と経済産業省橋詰忠昭室長補佐らが岡山大学を視察

2023年10月05日

 文部科学省学術技術・学術政策局産業連携・地域振興課の池田一郎課長と経済産業省産業技術環境局大学連携推進室の橋詰忠昭室長補佐らが、9月15日来学し、本学執行部をはじめとする関係者らと意見交換を行うとともに、異分野基礎科学研究所等の研究環境の視察を行いました。
 これらは同日、本学において開催された「中国・四国地区国立大学法人産学連携センター長等会議」参加のため、池田課長と橋詰室長補佐らが本学津島キャンパスを訪問することに合わせて実施したものです。
 本学執行部との意見交換では、本学の那須保友学長や袖山禎之理事(財務・施設担当)・事務局長ら執行部が参加。那須学長が岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」に基づいた本学の研究力・イノベーション創出強化戦略及び特色ある岡山大学リサーチアドミニストレーター(URA)によるマネジメント体制やデジタル活用や技術職員・コアファシリティ改革の取り組み等について紹介し、活発な意見が交わされました。
 続いて、異分野基礎科学研究所を訪問。同研究所の光合成・構造生物学研究コアが取り組んでいる研究テーマ「光合成水分解反応の機構-光エネルギーの高効率利用」について、同コアの加藤公児准教授や中島芳樹助教が説明を行いました。また、実験室にて、理化学研究所(播磨)のSpring-8やSACLAで構造解析に用いられている結晶や、本学の自主経費で新規導入し整備しているクライオ電子顕微鏡等を見学しました。
 その後、本年4月に採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による 産学官連携・共同研究の施設整備事業」を受けて整備する新たな産学共創イノベーション創出拠点を目指す施設の建築予定地及び共育共創コモンズ(OUX(オークス))を見学しました。
 今回の視察を通じ、研究分野を超えた統合的な研究の推進や研究成果の社会実装化等、今後の研究活動について活発な議論が行われ、本学の様々な活動を深化させる貴重な機会となりました。本学は限りある資源の戦略的運用として最重点研究分野の制定や研究の卓越・イノベーション・流動・育成を兼ね揃えたシステムとしての岡山大学高等先鋭研究院の創設、地域の特性を生かした博士人材の育成と活用等、地域と社会の変革を先導する気概を持った地域の特色ある研究大学として、さまざまな課題に挑戦します。今後も岡山大学長期ビジョン2050の実現に向けた挑戦と変化にご期待ください。


【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-223-7115

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