国立大学法人 岡山大学

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共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)完成記念式典を開催~地域中核特色ある研究大学:岡山大学の新たな共創の場~

2025年06月16日

 本学は6月13日、本学津島キャンパスに新たに建設した「岡山大学共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)」の完成記念式典を実施しました。
 式典に先立ち、関係者による意見交換会が行われ、本学が採択を受けている文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」における今後の計画や、4月に本学が発表した「国立大学法人岡山大学における人事基本方針」等について活発な議論が交わされました。
 完成記念式典の第一部でははじめに、あべ俊子文部科学大臣からの祝電を文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課の池田一郎課長が披露し、続いてテープカットセレモニーを実施しました。セレモニーは、本学放送文化部の岡川稜さんの司会で進行。新たな共創の拠点の誕生を祝って、多くの来賓や関係者が出席し、華やかな雰囲気に包まれました。
 続いて第二部としてKIBINOVEの1階に場所を移し、本学の那須保友学長が参加者への御礼とともに本学の取り組みについて紹介。続いて、佐藤法仁副理事・副学長・上級URAが、URAや事務職員、技術職員らが主体的にありたい建物の姿を描いてきたことやKIBINOVEがイノベーション・コモンズとして津島キャンパス全体の共創の場の要である点などを紹介しました。
 式典後には、内覧を実施。最先端の設備やデザインに富んだ開放的な空間設計などに触れた参加者からは、今後の活用に向けた期待の声が多く聞かれました。
 「KIBINOVE」という名称には、本学がある岡山地域が「吉備の国」と呼ばれていたことにちなみ、「吉備の辺(あたり)」に位置するこの地から、知と知、人と人が出会い、共に未来を創造するという願いが込められています。分野や立場を超えた多様な人々が集い、語らい、協働することで、新たな価値を生み出す「知の交差点」として、産学官民の連携を促進し、地域課題の解決やグローバルな研究・教育の推進を目指す拠点として、今後さまざまな活動が展開される予定です。
 KIBINOVEは、文部科学省「地域中核・特色ある研究大学の連携による産学官連携・共同研究の施設整備事業」(令和4年度第2次補正予算)の支援を受けて整備され、令和7年5月1日より本格稼働を開始しました。

〇那須保友学長からのコメント
 KIBINOVEの建設にあたっては、URAや事務職員、施設系技術職員らが自主的かつ主体的に動いてくれました。本学津島キャンパスにどのような建物が必要なのか、どうありたいのかなど、他機関の施設見学や意見交換などを行い、形にしてくれました。新しい施設が担うべき点を一番理解している人たちに信じて任せた結果、このような素晴らしい建物が完成しました。
 本学は地域中核・特色ある研究大学:岡山大学として、地域社会や産業界との連携を一層強化し、大学の知を社会に還元する取り組みを積極的に進めています。今回、完成したKIBINOVEを通じて、大学の機能強化を図るとともに、地域社会と連携しながら、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを一層加速させていきます。どうぞ本学の取り組みにご期待ください。


○共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)について

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/kibinove/ 

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