国立大学法人 岡山大学

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芳泉高校生がエスタカヤ電子工業で最先端の半導体ものづくりを体感 ― 岡山大学が支援し、地域産業の現場での学び、未来の進路を探究 ―

2026年08月31日

 本学は、岡山県立岡山芳泉高等学校からの要請を受け、地域産業の最先端現場を学ぶ高大産連携プログラムとして、エスタカヤ電子工業株式会社(岡山県浅口郡里庄町)への工場見学会を企画・実施しました。本学はこれまでも同校の探究学習「DXハイスクール」推進を支援しており、今回は急速に重要性が高まる半導体産業を題材に、事前調整および当日の学習レクチャーを全面的にサポートしました。
 移動中のバス車内では、「岡山にある半導体関連企業の技術を知りたい」、「ニュースで聞く半導体の製造現場を深く学びたい」といった生徒たちの率直な参加動機が語られました。工場到着後は、同社の取締役 坂尾真二管理本部長より「夢中になれることを見つけ、とことん探究してほしい」と温かい歓迎のメッセージが贈られました。続くオリエンテーションでは、本学が、身近なスマートフォンを題材に、分解ワークショップを実施。生徒たちは内部の基板や部品を直接観察し、普段目にすることのない半導体が、どのような形で生活に寄与しているかを身近に体感しました。
 引き続く工場見学では、同社が強みを持つOSAT(半導体後工程)の製造ラインを見学。光の加減で虹色に輝く極薄のシリコンウエハに触れ、繊細な素材特性と徹底した品質管理のこだわりに触れました。さらに、極細ワイヤーがチップと基板を高速で接続するワイヤーボンダー工程や、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いたナノレベルの微細構造解析を間近で観察し、世界レベルの精密技術に強い関心を示していました。
 見学後は、生徒と本学卒業生を含む若手社員との座談会が設けられ、仕事内容や学生時代の経験、進路選択について率直な話が交わされました。「総合産業である半導体分野では、理系技術職だけでなく文系も広く活躍できる」、「自分ならではの強み・専門性を持つ大切さ」といったアドバイスが送られ、生徒たちは第一線で働く先輩たちの生の声に熱心に耳を傾けました。事後アンケートでは満足度3.67点(4点満点)と好評で、「製造工程の理解が深まり、半導体が多くの人に支えられていることが実感できた」、「大学で工学や情報系を学ぶにあたり、半導体を強く意識したい」といった感想が寄せられました。
 本学では今後も地域社会・産業界と緊密に連携し、次世代を担う高校生の知的好奇心とキャリア探究を力強く支援していきます。

〇写真提供:岡山県立岡山芳泉高等学校、岡山大学


【本件問い合わせ先】
岡山大学大学院環境生命自然科学研究科
岸田 由記江
E-mail:y-kishida@okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。

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