本学技術統括監理本部を構成する組織の一つである総合技術部は、10月21日、本学鹿田キャンパスの基礎医学棟において「令和8年度TC論文発表会(鹿田キャンパス)」を開催しました。本学総合技術部機器分析・動植物資源技術課の石原すみれ技術専門職員が「技術職員の立場から取り組んだ動物実験技術の標準化に向けた技術支援と教育活動」、医学系技術課の植木英雄技術専門職員が「臨床系研究室配属技術職員による教育研究支援」と題して、それぞれ発表を行いました。
今回の発表会は、今年度最初の開催となり、対面11人、オンライン69人の計80人が参加しました。
TCカレッジは、高い技術力と研究企画力を持つ大学の技術職員や企業等の技術者を、テクニカルコンダクター(TC)として認定する制度です。所定の単位を取得してテクニカルマスター(TM)称号を取得した受講生が、TC課程に進み、論文発表と審査を経て認定されます。本学では、昨年度までに2人がTC称号を取得しています。
石原技術専門職員は、動物実験施設での取り組みや、TCカレッジ入学後に企画した指導者育成講習会について発表しました。植木技術専門職員は、これまでの研究支援の取り組みと今後の展望を紹介しました。発表後には、審査員やオンライン参加者から多くの質問やコメントが寄せられ、活発な質疑応答が行われました。
発表を終えた石原技術専門職員は「多くの方にご参加いただき、さまざまなご意見やご質問をいただきました。これらを今後の技術支援および教育活動に生かし、引き続き動物実験技術の標準化等に引き続き取り組んでいきたいと考えています」とコメントし、植木技術専門職員も「TC論文とはどのようなものかについて考えていた3年の受講期間だった気がします。まとめることができて一安心しました。ありがとうございました」と感想を述べました。今年度は、11月にも3人の本学総合技術部技術職員がTC論文発表を行う予定です。
総合技術部の本部長を務める佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長(学事担当)・上級URAは、「本学では技術職員の高度化を進めていますが、TCカレッジはその一翼を担う施策と考えています。そのため大学全体で取り組みを推進しています。今回の論文発表会は、従来の暗黙知を文字化、言語化することで共有できる実践知とする取り組みでもあります。論文にするのは、とても困難なことですが、石原技術専門職員と植木技術専門職員ともに非常にうまく対応していただいたことに、とても心強く感じました」とコメントしました。
本学総合技術部は、多様な研修プログラムを通じて技術職員のスキルアップを図り、本学における研究・教育・臨床支援の強化を推進しています。また、文部科学省・JSPS「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」や文部科学省・JST「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」などの大型事業も活用しながら、従来の価値観ややり方などに捉われない技術職員の姿を目指して人材・組織改革を進めています。今後も、開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学として絶え間ない変化と挑戦を続ける本学と、それを支える技術職員の活動にご注目ください。
【参考】
・総合技術部がTCカレッジ医工系TCコース中級カリキュラム「3Dプリンタ(基礎)」を開講~技術職員の高度専門人材養成を目指して~
・令和7年度TCカレッジ認定式・医工系TCコース初のTC2人が認定、TM課程5人も認定
【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部(医工系コース担当)
楢崎 正博 E-mail:narasa-m◎cc.okayama-u.ac.jp
塚野 萌美 E-mail:tsuka_m◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP
TCカレッジ「令和8年度TC論文発表会(鹿田キャンパス)」を開催
2026年10月30日