Q&A

自然科学及び生態学的な視点から,人間活動と環境が調和した都市・地域空間のあり方や水・地域資源の持続的な管理について体系的に学べます

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環境・社会基盤系に入学後,2年次にコース分属があります.ただし,環境マネジメントコースへの分属志望者が多い場合は,希望通りにならないことがあります.

  

当コースを卒業すると,JABEE認定プログラム修了生として技術士第一次試験合格者と同等であると認められ,技術士補となる資格が得られます.また,測量士(実務経験を要する)の資格を取得できます.さらに,カリキュラム外の科目を履修する必要はありますが,高等学校教諭一種免許状(工業)を取得できます.

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3年次の7月までに決定し,10月から活動が始まります.ゼミや特別研究を通して,課題発見とその解決に向けた研究に取り組み,4年次には「卒業論文」研究を行います.

実践的な学びを通して,生態系サービスの機能向上やその有効活用,人間活動が環境に与える負の影響の最小化,などの実現に向けたアプローチやスキルを身につけることができます.具体的には,環境に関連した様々問題を解決するフィールド調査や物理化学実験スキル,数値データ(環境ビックデータ)を用いた解析スキルなどがあります.

生態系保全,流域環境,生活環境,環境情報の4領域で構成されています.4領域に関する講義を履修することで環境科学を多角的に学ぶことができます.

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短期留学プログラムで海外の学生達とフィールド調査や研究発表会を行う機会があります.また卒業研究の一環として,海外で調査研究をする学生も多く,現地の環境問題を肌で感じ,自らの力で解決策を考える経験ができます.

大学での学びは高校までの勉強とはまったく違います.これまでの苦手意識を気にする必要はありません.環境・社会基盤系での学修に必要となる基礎知識については入学後に学ぶ機会があります.例えば,物理,生物,化学,数学などの基礎知識や,プログラミング,化学分析,フィールド調査手法など応用的な知識・技術は,本コースのカリキュラムに沿って,丁寧に,そして確実に身に付けられるよう,教員が一丸となってサポートします.

ここで書ききれないくらいのメリットがあります.大学院では,学部で学修した知識や技術を活かして,実践的な応用研究を進めます.研究活動を通して,問題解決能力,コミュニケーション能力,プレゼンテーション能力などが高まります.また,アジア圏を中心に在籍する多くの留学生と一緒に学ぶ機会がたくさんあります.つまり,岡大キャンパスに居ながら海外の価値観や視点を肌で感じることができ,国際的な友達の輪(ネットワーク)を作ることができます.もちろん,専門性を活かした就職にも有利です.

関連リンク:大学院情報(環境生命科学研究科 社会基盤環境学専攻 農村環境創成学講座)

これまでの修了生(大学院環境生命科学研究科社会基盤環境学専攻)や卒業生(環境理工学部環境管理工学科)は,国や民間の研究者や,農林水産省,国土交通省などの中央官庁や地方公共団体の公務員として活躍しています.民間就職も多く,総合建設業や建設コンサルタント業で,環境に関する社会基盤や自然環境の保全に関わる仕事で活躍しています.

関連リンク:就職・進路

研究として学んでみたい分野に進めば良いと思います.どの研究分野に進んだとしても充実した研究環境の中,それぞれの研究室で「卒業論文」研究を進めます.調査手法や解析手法の違いはありますが,環境問題の解決に取り組むアプローチは類似しています.どの分野に進んでも,環境問題のプロフェッショナルとしての基礎を築くことができます.どれだけ自分の能力を高められるかは皆さんの頑張りに比例します.

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生活環境領域では、SDGsの目標で言う12番の「つくる責任、つかう責任」に関した教育・研究を行っています。われわれの生活には「物質」が不可欠であり、日々それを「商品」という形で手に入れて使用し、「ごみ」として捨てています。本領域では、物質の循環が資源節約や環境負荷低減に与える影響を適切に評価したり、「ごみ」のリサイクルや適正処理のための技術を開発したり、物質循環を社会に定着させるための方策を検討することなどを重視しています。

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河川や農業水路の改修工事などの土木事業では,環境に配慮しながら施工することが求められています。土木事業における環境配慮では,そこに生息している生物種の保全が非常に重要であり,なかでも絶滅が危惧される生物種に対する保全対策の実施は必須となります。絶滅危惧種などの生物の保全策を検討するうえでは,対象種の繁殖方法や生息場所の好みなどのように,生態学的な研究で明らかとしなくてはいけない知見が必要不可欠となります。 応用生態学研究室では,絶滅危惧種の保全策を検討するうえで必要となる,対象種の生態に関する情報を得るため,野外調査や室内実験を通じて保全対象種の生態を明らかとする研究も行っています。

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