教育内容・求める人材

教育内容・特色

環境・社会基盤系では,工学部の方針に準じ,人間,社会,環境等のいずれにも配慮し,人類の存続と繁栄に必要な科学技術の発展のために,基礎研究と応用研究に邁進し,先端的研究を志向し,その成果を基に国内外及び地域に貢献するために,以下で述べる特長ある教育システムにより高度専門技術者,若手研究者の養成を行います。

都市環境創成コース及び環境マネジメントコースともに,技術者教育の国際的同等性を確保するための技術者教育認定機関の世界的枠組みであるワシントン協定等の考え方に準拠したJABEE認定プログラムに基づく教育体制を整えています。1年次には教養教育科目,専門基礎科目,系科目を中心に,2年次からは「都市環境創成コース」及び「環境マネジメントコース」に分かれて,それぞれのコース科目を中心に履修します。

都市環境創成コースは,「土木教育プログラム」と「建築教育プログラム」の2つの教育プログラムからなり,3年次からそれぞれの専門科目を履修します。

環境マネジメントコースは,流域環境,生活環境,生態系保全,環境情報の4領域からなります。

環境マネジメントコースは3年次に,また,都市環境創成コースは4年次に教育研究分野(研究室)に配属され,専門性を深めます。いずれのコースも,4年次より「特別研究」を通して,取り組むべき課題を発見し,その解決を目指します。

求める人材

  • 人間社会と自然界の調和などの多様な問題に対して強い関心を持ち,持続可能な社会の実現に貢献したいと考えている人
  • 自ら好奇心を持って学習し,科学技術の発展とイノベーションの創出に主体的に取り組む意欲を持っている人
  • 様々な分野の人と積極的にコミュニケーションを図り,互いに協力しながら創造的・計画的に行動できる人
  • 高等学校卒業レベルの幅広い基礎学力を持つとともに,工学部における学習に関連する教科(数学,理科,外国語)に関する理解力と論理的思考による応用力を備えている人

工学部共通の上記の項目に加え,環境・社会基盤系では,都市基盤の成り立ち,人間活動と環境との調和等に興味を持ち,自然科学を主体とした広範な学力を有し,自らものづくりや持続可能な社会の構築へと行動する意欲を持った人が入学することを期待します。