小児神経専門医研修プログラム
小児神経疾患は、成人の神経疾患とは原因も症状も大きく異なるため、こどもの神経内科医を養成することを目的とした研修プログラムです。
新専門医制度の
subspecialty領域(2階部分)である小児神経専門医の受験資格が得られます(日本小児神経学会の会員歴5年と研修施設・研修関連施設における5年間の研修が必要)。
小児科専門医研修期間と小児神経専門医研修期間は重複可能です。
対象とする疾患は、てんかんなどの発作性疾患、自閉症などの発達障害の他、図に示すように多岐にわたります。
日本てんかん学会てんかん専門医の受験資格も得られます(日本てんかん学会の会員歴3年と研修認定施設における3年間の研修が必要)。
臨床神経生理学会認定医(脳波分野)の取得にも十分な経験が得られます。
関連研修施設
- 岡山済生会総合病院
- 松山赤十字病院
- 広島市立広島市民病院
- 倉敷成人病センター
- 旭川荘療育・医療センター児童院
- 高知大学医学部附属病院(小児科)
- 国立病院機構岡山医療センター(小児科)
- 国立病院機構南岡山医療センター(小児神経科)
てんかん専門医研修プログラム
てんかん診療に重きをおいた、てんかん専門医を養成することを目的とした研修プログラムです。内科治療から外科治療、救急医療まで、包括的なてんかん診療を経験できます。
日本てんかん学会てんかん専門医の受験資格が得られます(日本てんかん学会の会員歴3年と研修認定施設における3年間の研修が必要)。
岡山大学病院にはてんかんセンターが設置されており、てんかん診療拠点病院に認定されています。てんかん専門医をただ目指すのみならず、トップレベルのてんかん治療を行えるようにするべく、下記内容の研修が行えます。てんかん外科においては北米型の体制(内科系医師が術前評価)をとっており、頭蓋内脳波の判読から外科的切除範囲の決定まで経験できます。
てんかん専門研修の内容
- てんかんの診断(てんかん発作型分類、てんかん症候群分類)
- 基礎疾患の検索
- 発作間欠時脳波、発作時脳波の判読(デジタルビデオ脳波システム)
- てんかんの薬物治療
- てんかん重積状態の救急治療
- てんかんに合併しやすい障害の診療
- てんかんに関連した福祉関連の書類作成
- てんかん精査用高解像度MRI画像の読影
- 妊娠中、または妊娠に備えた女性患者の治療管理
- 難治てんかんにおける非薬物療法(ケトン食療法、迷走神経刺激療法、てんかん外科)
- てんかん外科の非侵襲的術前評価
- 頭蓋内脳波の判読
- デジタル脳波のコンピュータ解析