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総合技術部の小林元成技術専門職員が「有機微量分析研究会・創立70周年特別功労賞」を受賞~分析分野における技術力の貢献が高く評価~

2024年09月03日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部機器分析・動植物資源技術課の小林元成技術専門職員が7月11日、「有機微量分析研究会・創立70周年特別功労賞」を受賞しました。
 小林技術専門職員は、本学の自然生命科学研究支援センター分析計測分野に配属されており、2018年12月から年間3回程度、日本分析化学会有機微量研究会標準試料小委員会より標準試料の検定の委嘱を受け、元素分析装置により標準試料を測定してそのデータを提出しています。
 標準試料とは、有機微量分析を行う際の基準物質であり、試料中の元素量を測定する際の実質含有率であると保証するものです。またこの標準試料を測定することによって、元素分析装置の性能および安定性を確認することもできます。
 今回はその標準試料検定の品質維持に貢献した功績が高く評価され、受賞となりました。受賞を受け、小林技術専門職員は「この受賞は、元素分析に携わった諸先輩たちのご指導と、分野内のメンバーの理解と協力によるものであり、これからも学内外から依頼された試料を精密に測定をして、より再現性のある測定に従事していきたい」と抱負を述べました。
 また、総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは「本学の技術職員がこのような大変栄誉ある賞をいただきましたこと、皆さまに厚くお礼申し上げます。また小林技術専門職員の長年にわたる地道で正確な技術の提供に敬意を表します。本学の技術職員らは大学における教育研究活動だけではなく、社会を支える技術、そしてその技術の基礎を担う調査、分析、評価など多岐にわたる活動にも従事しています。引き続き、技術職員らの技術による社会の貢献に対してご支援をいただければ幸いです」と、コメントしました。
 本学は岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、研究ファーストの研究大学としてさまざまな取り組みを実施しています。昨年度に採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)においても、技術職員を含めた大学職員の高度化、知識によって新しい価値を創出できるナレッジワーカーの育成等を、全学を挙げて戦略的に取り組んでいます。今回の小林技術専門職員のように高い技術力を有する技術者を数多く輩出し、わが国の科学技術・イノベーションの振興、そしてより良い社会変革を起こせるようにしました。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そしてその一翼を担う技術職員の活動にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
総合技術部 技術専門職員 小林元成
TEL:086-251-8741
総合技術部HP

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