国立大学法人 岡山大学

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「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」のVol.10を発行~文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信~

2025年02月10日

 本学は、2023年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。
 本学では、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、J-PEAKSの趣旨に共感し、これを活用するとともに、さまざまなステークホルダーとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。
 これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第10号を、1月31日に発行しました。
 本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介しています。
 また巻末には、「イチオシの研究設備」としてペプチドシーケンサーの共同利用について取り上げています。
 本学はJ-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”にとらわれない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点ともいえます。そのため、これらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択⼤学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。

○岡山大学研究・イノベーション共創管理統括部産学連携課の阿部純一課長のコメント
 J-PEAKSの取り組みは多岐にわたっていますが、「取組2」では「①規制緩和」、「②新医療技術開発」、「③まち・仕事・暮らし変革」という3つのテーマを掲げ、地域の中核研究大学として産業界とともにイノベーションを創出し、地域課題を解決し、Well-Being社会を実現することを目指しています。
 このうち「③まち・仕事・暮らし変革」においては、関係自治体等が抱える地域課題をDXの力で解決し、安全・安心・便利な暮らし改革をアカデミアの知の協働により実現することを目指します。具体的には、農業・林業・物流・移動のDX化など、技術開発を通じて地域住民が真に必要とするサービスを提供し、安心・安全かつ快適な生活環境を創成することに取り組んでいます。
 今回は林業DXに焦点を当て、地上移動ロボットとドローンを用いて点群データを収集し、山林資源を可視化することにより、森林資源の価値向上と地域産業の発展を目指す取り組みについて紹介しています。是非ご一読ください。

<参考>
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-
第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~
JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~

「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を下記からぜひご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html

掲載Topics
①山林資源の可視化で地域課題解決に挑む
②那須学長が文部科学省主催シンポジウムに登壇 J-PEAKSでの本学の挑戦を紹介
③本学卒業生がスタートアップという環境の面白さを紹介するイベントを開催
④ついにできた!常温・可視光でアルカンから水素を取り出す触媒を開発
⑤岡山大学起業部が学生の起業の可能性を広げるためのイベント「年末感謝祭」を開催
⑥「デジタル革新~ものづくり研究・技術の最前線~」を岡山理科大学と共同開催~ものづくりにおけるデジタル技術活用事例を紹介~
⑦冨樫庸介教授(医)が第7回日本医療研究開発大賞「日本医療研究開発機構(AMED)理事長賞」を受賞
⑧岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OI-SPRING)認定者が「吉備学会」で産学連携研究について発表
⑨おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム OI-Startの会員数が100機関を突破!
⑩岡山大学病院のロボット支援肝胆膵外科手術が300例に到達~ロボット支援膵頭十二指腸切除術100例、ロボット支援肝切除術100例実施~
⑪イネのケイ素吸収を制御する長距離シグナルタンパク質を発見!ケイ素蓄積を増やし、ストレスに強い作物に期待
イチオシの研究設備「ペプチドシーケンサー(島津 PPSQ-31A型)」


【本件問い合わせ先】
 岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
 TEL:086-251-8442
 E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています

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