国立大学法人 岡山大学

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岡山大学病院バイオバンク説明会を開催

2015年08月06日

 岡山大学病院は7月22日、「岡山大学病院バイオバンク」(岡大バイオバンク)の説明会を本学鹿田キャンパスのJunko Fukutake Hallで開催しました。岡大バイオバンクは、より良い医療の提供や医学研究の推進・向上に寄与することを目的に、検体とそれに付随する診療情報の保管管理、ならびにその解析を行う新たな組織として本年度より設立されました。
 説明会では、バイオバンク長を務める槇野博史病院担当理事・病院長が「バイオ検体の保管とその解析を一元的に行うことで患者さんらが求める最適な医療の提供とより革新的な医療技術や治療法の創出に寄与していきたい」とあいさつしました。
 講演では、本学大学院医歯薬学総合研究科クリニカルバイオバンクネットワーキング事業化研究講座の森田瑞樹准教授が国内外のバイオバンクの取り組みを紹介しつつ、岡大バイオバンクが持つ高い品質、豊富な附属情報、利用のし易さなどについて説明を行いました。また、岡大バイオバンクの江見裕美リサーチコーディネーターや松原岳大主任、本学大学病院呼吸器外科の宗淳一講師らが実際の利用方法や解析に用いる機器の概要とその特色について詳細に説明しました。
 講演の最後には岡大バイオバンク事務局代表責任者を務める本学大学院医歯薬学総合研究科臨床遺伝子医療学講座の豊岡伸一教授が、参加した教職員、医療従事者、企業関係者らからの質問や要望、今後の岡大バイオバンク運営方針などについて熱心に意見交換を行いました。
 本学大学病院は、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担う「臨床研究品質確保体制整備病院」(全国10病院)に選定されています。大学院医歯薬学総合研究科では基礎研究から臨床応用にいたる橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)を精力的に実施しています。また本学は、平成25年8月に文部科学省が日本のさらなる大学研究力向上や国際的な研究競争力強化等のために全国の大学・研究機関から選定した、「研究大学強化促進事業」の選定大学(国内19大学)であり、世界で研究の量、質ともに存在感を示す「リサーチ・ユニバーシティ(研究大学):岡山大学」を目指しています。岡大バイオバンクでは、これら強みある事業との密な連携を行いつつ、本学から世界の医療・研究を常に先導し、人類の健康寿命の延伸に全力で貢献していきます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学病院バイオバンク事務局
TEL:086-235-6029

(15.08.06)


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