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日中の叡智でウイルスから動物と植物を守る~第15回革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォームを開催~

 本学が研究拠点を務める「革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム」は11月4、6日、日本と中国の研究連携によりウイルスから動植物を守るための意見交換会を開催しました。
 農林水産・畜産の現場では、さまざまなウイルスにより経済的・社会的な損失が発生しており、世界的に大きな問題となっています。また、自然界でも動植物が失われることが多く、自然・環境問題ともなっています。これらの状況を打開するため、さまざまなウイルス感染から動植物を守る早期診断法や感染防止の薬剤などの研究開発が強く求められています。
 今回のプラットフォームでは、以前より研究連携の意見交換を実施していた本学同窓生でもある中国内蒙古自治区人民医院の莎如拉(Sharula)医師と内蒙古大学生命科学研究科の韓紅燕(Hongyan Hang)講師を招聘。4日は、東京都内でプラットフォームのコンソーシアム・プログラム・マネージャー(研究管理総括役)を務める佐藤法仁リサーチ・アドミニストレーター(URA)兼内閣府科学技術政策フェローとともに日本の動物と植物ウイルス対策についての政策面での取り組みを紹介。ウイルス対策の国際的な連携と研究の相互交流の重要性について意見交換を行いました。また、莎如拉医師と韓講師は、本学東京オフィスも訪問。宮道力オフィスマネージャー・准教授との交流も行いました。
 6日は、本学津島キャンパスで農林水産省「革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)」の研究代表者を務める本学大学院自然科学研究科(工学系)の世良貴史教授との研究連携について意見交換。世良教授が本事業において世界で初めて開発に成功した革新的な技術「人工RNA切断酵素」を紹介し、内蒙古自治区での農学と医学分野との具体的な連携方策について議論しました。今後、研究者の交流などを促進し、社会実装に結びつく国際共同研究を進めながら、国際社会で問題となっている動物と植物ウイルス対策の連携活動を精力的に押し進めていきます。

農林水産省革新的技術創造促進事業(異分野融合共同研究)://www.okayama-u.ac.jp/user/ibunyapj/index.html

<参考:革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム(過去3回)>
第12回 異分野融合共同研究による植物防疫の最前線
第13回 園芸学とウイルス学の異分野融合から新たな研究開発を目指す
第14回 革新的なウイルス対策で地域養鶏畜産業の保護・活性化を図る

【本件問い合わせ先】
大学院自然科学研究科(工学系)教授 世良貴史
(革新的ウイルス対策技術分野叡智共有化プラットフォーム事務局)
TEL:086-251-8194

(16.11.07)



意見交換を行った佐藤URA兼内閣府科学技術政策フェロー(左)と韓講師


(左から)交流を行った莎如拉医師、宮道東京オフィスマネージャー・准教授、韓講師


人工RNA切断酵素技術について説明する世良教授(左)


研究連携の意見交換にて