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岡山大学農学部樹木マップ

 農学部のキャンパスには,良く知られているイチョウ並木や,学問の木である立派なカイノキの他にも,とてもたくさんの種類の木があります。
これらのほとんどは,創設時から私たちの先輩たちが心を込めて植えてきたものです。
 農学部フェアにおいて,35種40本に説明付きの樹木名ラベルを設置され,樹木マップが作成されました。

【農学部樹木マップ[PDF]はこちら】
農学部樹木マップ

岡山大学農学部カイノキ物語

 岡山大学農学部の正面玄関前には,立派なカイノキ(楷の木)が植えられています。向かって右側が雌木で左が雄木です。雌木には毎年秋にたくさんの種子がついています。 

農学部前のカイノキ

カイノキは,元々は日本には無く,中国,台湾,フィリピンなどで自生しているものです。秋の紅葉が美しく,冬には葉が落ちる落葉の高木です。ウルシ科ランシンボク属に分類され,学名をピスタシアキネンシス(Pistacia chinensis Bunge)と言います。中国では,黄連木(huang lian mu)と呼ばれます。
 中国山東省曲阜(チーフー qu fu)の孔子廟に植えられていることで有名です。孔子の没後,高弟の子貢という人がカイノキの杖を孔子の墓前にさし,そこへ流した涙がこの杖を芽吹かせ,成長,繁殖するに至ったという言い伝えがあります。その後,カイノキは「学問の木」と言われるようになりました。植物学者の牧野富太郎博士は「孔子木」と名付けました。また,「楷書」の名もこのカイノキからとられたとする説があります。日本では,大正4年に,当時の農商務省林業試験場長の白沢保美博士が,孔子廟のカイノキの種子を持ち帰り,育てられたものが最初です。この苗は,東京文京区湯島聖堂,栃木県足利学校,神奈川県金沢文庫,佐賀県多久聖廟等,学問あるいは孔子に縁のある全国の各所に植えられました。よく親しまれている和気閑谷学校のカイノキも,大正14年にこの苗が植えられたものです。
 岡山県は,特にカイノキを大事にし,多く育てているところで,後楽園や武道館などにもあります。岡山県立青少年農林文化センター三徳園では,その創設者である矢野恒太,一郎両氏が儒学の研究家でもあったことから,多数のカイノキを持ち,そこで得られた苗を各所に贈っています。
 岡山大学農学部のこのカイノキは,昭和46年に植えられました。この木の種子からも苗がとられ,県内外の多くの学校施設に贈られ植樹されています。

岡山大学農学部のイチョウ並木

イチョウ並木1 イチョウ並木1