理数系教員養成事業部門のご紹介
「岡山理数系教員(CST)養成拠点構築事業『CSTおかやま』」は、平成22年度に岡山大学と岡山県教育委員会が共同提案した「科学の醍醐味を教科構成力・研修構成力に展開できる理数系教員養成ネットワーク拠点形成」が、(独)科学技術振興機構(JST)の「理数系教員(コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築事業」として採択されてから、本年で8年目を迎える事業です。「CSTおかやま」では、JSTの「優れた教育実践を行い、理数教育に関する地域の研修会などで中心的な役割を果たす小中学校教員コア・サイエンス・ティーチャーの養成と、その活動を通じて、小・中学校教員の理数教育における指導力向上を図ることを目的」とするというねらいを踏まえ、当初から長期的な視野に立って事業を計画しており、平成25年度末の支援期間終了後も養成プログラムを継続しています。岡山大学と岡山県教育委員会の取り組みは、地域の理科教育を支える小・中学校教員を時間を掛けて養成しようとするところに、その特色があります。
「CSTおかやま」が実施する岡山CST養成プログラムでは、大学生向けと現職教員向けのプログラムによって、受講者の状況に応じたCSTの養成を行っています。プログラムの実施には、岡山大学の理学部、工学部、環境理工学部、農学部の理工系学部の協力を得て、教育学部の理科教育講座及び岡山大学教師教育開発センターの理数系教員養成事業部門と、各教育委員会が所管する岡山県総合教育センター、岡山市教育研究研修センター、倉敷教育センター並びに岡山大学教育学部附属小・中学校の教育機関が当たっています。そして、この事業の推進を担っているのが、理数系教員養成事業部門です。