岡山大学自然生命科学研究支援センター

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第14回自然生命科学研究支援センター 公開コロキウムを開催

19.02.01
 当センターは2月1日、第14回自然生命科学研究支援センター公開コロキウムを鹿田キャンパスで開催しました。 今回のコロキウムではセンター教職員をはじめとする本学教職員ら38人が参加し、研究支援の実例や今後の展望、研究成果などを発表し、意見交換を行いました。当センターは本学の教育研究支援を使命として設置された全学共同利用施設で、その成果は学内外のセンター利用者の研究の進展です。そこで、今回はセンター教職員だけでなく、センター利用者の教員からもその研究成果の発表をして頂きました。
 まず、最初にゲノム・プロテオーム解析部門から、宮地孝明研究教授の「トランスポーター創薬を指向した化学伝達の制御」、大学病院新医療研究開発センターの宮本聡助教の「Mass spectrometry imagingを用いた糖尿病性腎症の病態解明」の二講演があり、プロテオーム分析を利用した最先端の研究成果を発表されました。次に、動物資源部門から、矢田範夫技術職員の「研究支援職員にとっての「研究」とは」、樅木勝巳教授の「動物実験計画書審査トレーシングシステムについて」の二講演があり、その支援活動の現状と課題について議論しました。光・放射線情報解析部門からは、寺東宏明部門長の「放射線種によるDNA損傷の多様性と共通性について」、大学院環境生命科学研究科(農)の宗正晋太郎助教の「気孔の閉口運動を調節する孔辺細胞アブシジン酸シグナル伝達」の二講演で、放射線並びに放射性同位元素を利用した研究成果を発表し、放射線施設の必要性を再確認しました。最後に、分析計測・極低温部門から、田村隆部門長の「多剤耐性や病原性を支配する細菌のDsbAタンパク質の構造と機能解析」、大学院自然科学研究科(工)の依馬正教授の「機能性分子の有機合成と構造決定」という分析機器を利用した本学のトップレベルの研究成果が発表されました。いずれの発表に対しても活発な質疑応答、意見交換があり、センターが本学の研究推進に大きな貢献をしていること、また、その貢献を行うためセンター教職員自身も研鑽を積み、研究成果を挙げていることを再認識する機会となりました。
 センターはこれからも自然科学領域の教育・研究の高度化、学際領域の融合、先端研究の推進、社会との連携の進展などに対応した支援体制をより一層強化していきます。

竹内理事(センター長)の挨拶(左)と田村副センター長の発表(右)


【本件問い合わせ先】
研究交流部研究交流企画課 
TEL:086-251-7116