コロナ禍を乗り越え、花見が復活しました。
皆様でお弁当を買って、公園で食べました。


2年近くかかった仕事が纏まり、論文で公表しました。北海道農業共済組合の八木沢先生との共同研究です。研究内容は、牛の子宮内細菌叢と受胎性に関する研究です。
プレスリリースを出しました。
https://newsrelea.se/Gbd253?fbclid=IwAR0Dbp13I_-DF-_eZnDAtttLo7cATMkoJl-iEA78YBXq1xCoc8o_XwNT-nU
https://buneido-shuppan.com/jvmnews/article/jvm20230518-003
当研究室の後藤助教は、岡山大学学術研究院医歯薬学域の萩谷英大准教授(瀬戸内(まるがめ)総合診療医学講座)と薬剤耐性菌に関して共同研究を行いました。
本研究結果は、8月29日、日本感染症学会・化学療法学会の英文機関誌「Journal of Infection and Chemotherapy」のオンライン版に掲載されました。本研究成果は、診療支援の一貫の研究成果です。
「ワンヘルス」って知っていますか? ワンヘルスは、人、動物、環境の健康を維持することを目的とした、共同的かつ学際的なアプローチであり、持続可能な開発に貢献するものです。ワンヘルス・アプローチに基づく研究といえば、薬剤耐性をイメージする方も多いと思います。しかしながら、最近、ワンヘルス概念は、広く他の分野にも拡大され、アレルギー学の中でもワンヘルス・アプローチで研究することが提言され始めました。
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返すアレルギー疾患です。ペット業界の問題となる病気の1つがアレルギーで、イヌではアトピー性皮膚炎がよく問題となっています。イヌのアトピー性皮膚炎は、ヒトのアトピー性皮膚炎と病態が非常に似ています。
皆様ご存じのように、私達は沢山の細菌に囲まれて生きています。皮膚、口、腸内に至るまで細菌が生息しており、私達の体に何らかの影響を与えています。そのため、細菌叢の存在は無視ができません。アトピー性皮膚炎に罹患すると、皮膚の上では、細菌叢が大きく変化します。ヒトの研究では、口や腸内の細菌叢もアトピー性皮膚炎で変化することが知られています。しかしながら、イヌでは、口や腸内でどのように細菌叢が変化するかは明らかになっていませんでした。
今回、私達は、柴犬を利用して、アトピー性皮膚炎に関連した口腔・腸内細菌叢の解析を行いました。
論文に、興味のある方は画像をクリックしてください。
43億年前に地球は誕生し、38億年前に生命が誕生しました。
生命は大きく進化し、現在の遺伝情報をコードしているDNA分子が誕生したと考えられています(DNAワールド)。DNAワールドの以前は、DNAとは異なる分子であるRNAに遺伝情報がコードされていた時代「RNAワールド」があったと考えられています。
環境中にはその化石ウイルスが存在します。化石ウイルスの一部は、RNAとDNAの中間体の分子を有するゲノムを有しています。このウイルスを「dU型ウイルス」とここでは呼びます。
私たちの研究室では、dU型ウイルスをこれまで分離してきました。
今回、dU型ウイルスのゲノム情報を解析し、そのゲノム情報を基に環境中の全ウイルスゲノムに対して、ウイルスハンティングを行いました。
分離したdUウイルスと環境中のdU型ウイルスを使用して、全環境ウイルスとの比較や系統分類学的な解析を行いました(下の図)。この結果からdU型ウイルスは、細菌の2つの大きな分類「グラム陽性菌とグラム陰性菌」が分岐する以前に、既に誕生していたことが明らかとなりました。
この研究成果は、生命の進化の解明に一歩近づく研究成果です。
医学研究インターンシップの教育活動が日本ワンヘルスサイエンス学会の学会誌に掲載されました。
内山淳平、後藤和義、萩谷英大.研究室配属科目における学部生へのワンヘルス・アプローチに基づく薬剤耐性研究を介したポストコロナ時代の感染症教育の試み.ワンヘルスサイエンス.4(1), 21-24, 2022.
研究成果がプレスリリースが公開されました!!
「ウイルス酵素を利用して新生児の命を守る! ~B群連鎖球菌検査の検査精度を改善する方法を提案~」
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id889.html
https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20211026-01.html
研究成果が紹介されました!!
「ピロリ菌ファージが胃で消化されないしくみを構造学的に解明 〜ファージ療法に期待〜」
http://www.nips.ac.jp/nips_research/2021/10/post_292.html