国立大学法人 岡山大学

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2025年度「プロジェクトマネジメント基礎研修」をスタート~本年度は全学を挙げて実施し、大学経営を担える人材の育成へ~

2025年10月16日

 本学は9月20日、本年度の「プロジェクトマネジメント基礎研修」の第1回となるPM基礎研修Day1を津島キャンパスの本部棟で開催し、各部局の副部局長5人、総合技術部の技術職員2人、事務職員6人らが講義とグループワークに参加しました。
 本研修は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(Project Management Institute:PMI)の日本における支部である一般社団法人PMI日本支部(事務局:東京都中央区、端山毅会長)と連携し、本学教職員がプロジェクトマネジメント(PM)の基礎を学ぶとともにその能力を育成し、その能力を自身が有する教育・研究、技術、事務等のノウハウと融合することで、大学経営を担う人材の育成を図ることを目的としています。
 導入研修は、「岡山大学Vision シンポジウム」という仮の企画を題材にPMの手法を学び、実際の開催業務に応用することを通じて、より実践的な成果を得るための研修プログラムを3回開催します。第1回である今回は、PMI日本支部から藤井新吾副会長と組織拡大委員会でPM基礎研修プログラムを担当する石塚幸夫リーダー、鳥本明男サブリーダーらが来学し、講師を担当しました。
 冒頭、本学の三村由香里理事(企画・評価・総務担当)より、本研修への期待等研修開催にあたってのあいさつがありました。最初の講義では、PMの概要を学んだ後、プロジェクトを立ち上げるための「プロジェクト憲章」作成の練習として「子どもたちのために『夏まつり』を開催する」というテーマをPMの観点から分析し、参加者が具体的な問題を書き出すことで理解を深められることを学びました。
 その後、3~4人のグループに分かれ、実際に「岡山大学Vision シンポジウム」の「プロジェクト憲章」を作成するグループワークを、PMI日本支部から派遣されたアドバイザーのもとで実施しました。
 最後に、各グループでまとめたものを代表者が発表しました。発表では、「アドバイザーの伴走支援もあり、実際に作成することで理解が深まった」、「さまざまな企画を人と共有するために有用と感じた」など、プロジェクトマネジメント手法に対する前向きな意見が挙がりました。
 研修を通して、異なる業務をしている教職員が共通のイベントのマネジメントを学習することで多様な視点からの気づきにもつながりました。
 全学の教職員が垣根を越えて連携を深めるとともに、教職員のスキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の運営に深く関与できるようにしていきます。今後も本学の絶え間ない挑戦とそれを担う教職員の活動にどうぞご期待ください。
 なお、本PM基礎研修は、本学が採択を受けている「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取り組みのひとつとして実施しています。

〇那須保友学長のコメント
 本学は岡山大学長期ビジョン2050の実現に向けて、さまざまな取り組みを戦略的に推進しています。プロジェクトマネジメント(PM)は、慣れていない方からすると手間が掛かり、面倒なものと捉えることもあるかもしれません。しかし、予測不可能な点が多く、複雑多様化する取り組み、そしてその取り組みには異なるさまざまな分野の専門人材が加わることが多い中において、PMを活用することで『共通言語』を持ち、意識・行動を統一して行うことができる効率アップなどにつながります。
 岡山大学はどんどん変わって行きます。そのための挑戦を絶えず続けます。アカデミアにおけるPMの定着と、それに伴う人材育成の強化に取り組む本学の挑戦にご期待ください。


<参考>
プロジェクトマネジメント基礎研修オリエンテーションを開催~大学経営を担える人材の育成へ2025年度は全学を挙げて実施~
「技術」から研究開発イノベーションをマネジメントできる技術職員の育成プロジェクトを始動 ~プロジェクトマネジメント能力を持つ技術職員の高度化を強化推進~
総合技術部&PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」を終了~技術職員と事務職員を高度化する観点からプロジェクトマネジメントのスキルを学ぶ~
総合技術部&PMI日本支部「プロジェクトマネジメント基礎研修」の学習証明オープンバッジ授与式を開催
PMIアジアパシフィックのソヒュン・カンディレクターらが表敬訪問~国際的な舞台を活用したプロジェクトマネジメント人材の育成等について議論~
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

【本件問い合わせ先】
総務部 人事課 労務担当
TEL:086-251-7029
FAX:086-251-7033
E-mail:abg7029◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。

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