国立大学法人 岡山大学

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「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」Vol.19~文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に関連する岡山大学の社会変革の取り組みなどを月刊で発信~

2025年11月12日

 本学は、2023年12月22日に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」(実施主体:日本学術振興会)に採択されました。本事業はこれまでにない規模の大型の大学支援事業(1件あたり約5年間で55億円)であり、我が国全体の研究力の発展等を牽引する研究大学群を形成するものです。
 本学では、岡山大学長期ビジョン2050「地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学」の実現に向け、J-PEAKSの趣旨に共感し、これを活用するとともに、さまざまなステークホルダーとともに研究力強化・イノベーション創出戦略を強力に推進しています。
 これらの取り組みを中心とした本学の活動状況をタイムリーにお知らせする「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の第19号を11月6日に発行しました。
 本号では、前号に引き続きJ-PEAKSの取り組みに深く関係するトピックスについて紹介しています。巻頭特集では、岡山大学長期ビジョン2050実現に向け、教育ビッグデータを用いた地域教育の社会変革について紹介しています。また巻末には、「イチオシの研究設備」として「GeoMx(デジタル空間プロファイラー)」について取り上げています。
 本学はJ-PEAKSにおいて、単に研究開発拠点を築くだけではなく、地域の中核大学として、我が国を代表する研究大学群として矜持ある歩みを続けるため、“常識”にとらわれない大学法人全体の組織・制度改革を実行しています。この改革こそが従来の「学内の一部の組織だけが汗を流す改革」や「“国立大学法人”ではなく、狭い“大学”の枠組みでしか捉えなかった改革」とは異なる点ともいえます。そのため、これらの法人全体の組織・制度改革などについても併せて掲載しており、採択大学間に共通する課題について、好事例・ノウハウ等を共有する一助となればと考え、「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」を刊行しています。岡山大学のみならず、「世界に誇れる研究大学の山脈(PEAKS)」を築きあげようとする挑戦に、どうぞご期待ください。

○岡山大学学術研究院教育学域寺澤孝文教授のコメント
 全国どこにおいても、貧困や外国人労働者といった社会課題、そして広告需要のある企業が存在します。MSSをJ-PEAKSの大学でご利用いただければ、各大学が独自のビッグデータを持ち、地域課題を解決できます。
 このように私が慣れない営業活動を行っているのは、MSSの根幹技術であるスケジューリング技術を、論文や著書では表現しきれないためです。MSSは「経験をどうコード化するか」という問いにゼロから取り組んで生まれたものです。その原理は公開していますが、本質は長く複雑なソースプログラムでしか表現できない技術です。この技術を次代に継承するためには、社会実装を通してその有用性を示し、ソースコードに関心をもってもらうしかありません。生きている間にその価値を証明できなければ何も残らないと考えています。そのため、社会実装に全力を注いでおり、幸いにも教え子たちが成果を論文にし始めてくれています。


<参考>
文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
岡山大学広報「いちょう並木」Vol.105 -J-PEAKS採択特別企画 世界に誇れる研究大学の山脈を築く-
第1回 岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッションを開催~わが国の研究大学の山脈を築くためのシナジーの種をまく~
JSPS主催「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)キックオフシンポジウム」に那須学長が登壇~わが国の研究大学の山脈(PEAKS)形成のために、「競争」から「共創」への転換で社会変革を!~
那須学長が文部科学省主催シンポジウムに登壇 J-PEAKSでの本学の挑戦を紹介
岡山大学 R&D Showcase を初開催 ~Community Healthの実現に向け、研究シーズと取り組みを発表~
岡山大学-信州大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウムを開催~水と植物・光エネルギーから社会変革の実現方略を先鋭化~
「第3回岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション~岡山大学クライオ電顕・トモグラフィワークショップ~」を開催~アカデミア・インダストリーネットワーク形成に向けて~


・「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」の本号(最新号)は下記からぜひご覧ください。
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/freetext/J-PEAKS/file/vol19.pdf

・「岡山大学J-PEAKS MONTHLY DIGEST」のバックナンバーは下記からご覧ください。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/jpeaks_digest.html

・岡山大学J-PEAKS HPは下記からぜひご覧ください。
https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/


掲載Topics
(1) 知識習得に人の関与が必須でない時代の到来:教育と広告に大きな変革が起きる
(2) 世界的補聴器メーカーOticon研究責任者が来岡 岡山市・本学と聴覚支援で連携強化
(3) 岡山大学×内閣府「総合知ワークショップ~知の交差点、未来共創~」を開催
(4) J-PEAKS採択5大学が長岡技術科学大学で遠隔操作機器の見学・情報交換
(5)「第2回総合技術部研修会-有言実行-」を開催~研究大学を担う技術者としてさらなる飛躍を~
(6)「真庭サテライトキャンパス」オープニングセレモニーを開催
(7) ナガセヴィータ株式会社との共同研究講座「糖質・植物生化学講座」を開設~糖質と植物の力を活用し、地球温暖化時代の食糧問題に挑戦~
(8) 本学事務職員が岡山日経懇話会で講演カーボンフットプリントを起点とした新たな価値創造について
(9) 令和7年度 AMED「医学系研究支援プログラム」に採択
(10) 第1回大学職員の高度化ワークショップ「国の動向を読み解く力、今こそ身につけよう!」を開催 ~脱・教員中心の大学法人経営を進めるための職員の育成を強化~
(11) 若手研究者育成・異分野交流を目指す「ブレインストーミング2025」を開催

イチオシの研究設備「GeoMx(デジタル空間プロファイラー)」


【本件問い合わせ先】
岡山大学研究力・イノベーション創出強化実現会議
(担当窓口:研究・イノベーション共創管理統括部 研究協力課)
TEL:086-251-8442
E-mail:innovation◎adm.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
 J-PEAKS HP

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