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ラットがヒトの手に懐く神経回路メカニズムを解明~「愛情ホルモン」オキシトシンが鍵!~

理学部生物学科の林特任助教と坂本教授らのグループが明らかにした、ラットがヒトの手に懐く神経回路メカニズムの論文がCurrent Biologyに公表されました。

◆発表のポイント
・ラットがヒトの手に懐くプロセスを支える、脳内のオキシトシン神経回路メカニズムを明らかにしました。
・特定脳領域(VMHvl)がオキシトシンを介して、心地よい触覚刺激の効果を仲介することを発見しました。
・種を超えた社会的絆形成の神経基盤を明らかにし、動物介在療法(アニマルセラピー)や愛着障害の理解に新たな視点をもたらしました。

<詳しい研究内容について>
性的傾向が指に現れる?〜ラットの指の長さが行動のカギに

<お問い合わせ>
岡山大学 学術研究院環境生命自然科学学域(理)
教授     坂本浩隆
助教(特任) 林姫花
(電話番号)086-251-8656

プレスリリースは以下のリンクまでどうぞ。

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1390.html


図1 視床下部のオキシトシン系がラットとヒトの手の間の愛着形成を促進する