岡山大学 環境理工学部 環境デザイン工学科

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教育ポリシー

美しく豊かな未来型都市の創成に貢献できる人材を育てます。

育成する技術者像

環境デザインとは,従来の土木工学をベースに現在と将来の環境を正確に評価・予測した上で,合理的な計画に基づいて豊かな都市を設計することを表しています。具体的には,豪雨や地震,津波などの自然災害に強い防災と環境の両面の機能を備えた社会基盤の構築(例えば,道路,鉄道,上下水道,河川,空港,港湾等の設計・保全)や持続可能社会の構築(例えば,住みやすさと安全性を考慮した都市計画と環境保全)等に貢献できる技術者を育成します。

アドミッション・ポリシー

教育内容・特色

環境デザイン工学科は「環境共生型都市」や「循環型都市」など,環境に配慮した未来型都市の構築をめざしています。地球温暖化による自然災害に耐え,自然と調和した都市インフラの構築をめざす次世代の建設・防災技術の開発,都市活動の効率化による環境負荷低減をめざす交通・都市計画,モノの循環から生じる廃棄物や有害物質に対する安全性の評価や対策,都市を取り巻く広域的な水循環・大気循環の解明や水資源・風力等の再生可能資源の開発など,環境共生型都市・循環型都市の構築に不可欠なさまざまな分野において,次世代を担う環境スペシャリストを育成します。

求める人材

環境デザイン工学科では,人間の生活する都市基盤やその周辺の自然など,われわれを取り巻くすべてのものを「環境」として捉え,各種の社会基盤と,大地,水,空気,都市および多様な生態系と風土・文化などを対象とし,人類社会が今後持続的な発展を実現できるような「環境基盤」の構築に取り組む人を期待しています.具体的には,次のような人を求めます.

  • 持続可能な都市を構築するために,自然科学と社会科学の両面から環境問題を幅広く,そして深く理解し,研究しようとする人。
  • 自然と人間の調和を考えた都市基盤づくりと,それを支える土木工学などの建設技術の探求に興味・関心がある人。
  • 環境デザイン工学を学ぶ際に必要となる基礎学力,特に数学と物理学・化学の基礎知識を有し,また調査・研究の成果を正確に伝えるためのコミュニケーション能力を有する人。

ディプロマ・ポリシー

環境デザイン工学科は、安心して生活を営むことができる安全で持続可能な社会の構築を使命とする。これからの社会基盤や都市整備にあたっては常に環境との整合・共生が重要であるとの発想のもとに、土木工学と環境工学とを融合させた教育を行い、環境に理解のある土木技術者、もしくは土木分野の素養のある環境技術者の養成を行う。

この理念に基づく環境デザイン工学科ディプロマポリシーは、学生が本学科を卒業するにあたって以下の学士力を習得したことを保証するものである。

  • 技術者倫理と教養 【教養1】
    人間社会と自然界の調和などの多様な問題に対して関心を持つとともに、豊かな人間性や責任感、教養を有し、技術者としての倫理観を身につけている。
  • 数学・自然科学の基礎力 【教養2】
    自然科学の知識とそれらを応用できる能力を獲得し、論理的思考力・判断力を身につけている。
  • 環境工学及び土木工学分野の基礎力 【専門性1】
    環境および土木工学分野に関する広範な専門知識・技術などを身につけ、それによって多面的な観点から人間社会の発展に取り組むことができる。
  • 問題を発見し、課題を設定する能力 【専門性2】
    幅広い視点から持続可能な社会の形成における問題を客観的に発見し、その解決のための課題を的確に設定できる。
  • 検討・分析し結論を導く能力 【情報力】
    設定した課題に対して、適切な情報を収集し、それを用いて検討・分析するとともに、的確な結論を導くことができる判断能力を身につけている。
  • コミュニケーション・説明能力【行動力1】
    自らの考えを他者に対して適切に伝えることができるとともに、他者の意見を真摯に聞くことにより積極的な関係を構築できる。
  • 計画性・実行能力【行動力2】
    主体的・計画的に責任を持ってプロジェクトを遂行できるとともに、グループにおいて、リーダーシップを発揮して全体を統率できる。
  • 知的好奇心・向上心に基づく継続的学習能力【自己実現力】
    知的好奇心・向上心をはぐくみ、それに基づき、生涯にわたって自主的・継続的に新たな知識・能力の獲得にとりくみ、自己の成長を追求できる。

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