岡山大学 法学部

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第21回ジュニア・ロースクール岡山

【事業の内容】
岡山弁護士会・岡山大学法学部共催の第21回ジュニア・ロースクール岡山が、2025年11月15日(土)14:00~17:00に岡山大学津島キャンパス自然科学研究科棟2階大会議室で開かれました。ジュニア・ロースクール岡山は、中学校3年生・高校生を対象に、法的なものの考え方を学んでもらう目的で毎年開催しているものです。今年度は50名のお申し込みを頂き、当日は48名(中学生5名、高校生43名)の方に参加して頂くことができました。

【内容】
今回は、前半で本学部公認サークル「法友会」による、契約と詐欺との関係・不当勧誘規制についての講義が行われ、後半で岡山弁護士会の先生による、SNSを禁止する法律が定められた際の憲法上の問題についての講義が行われました。それぞれの講義の後、いくつかの具体的な場合に契約を取り消せるかを検討したり、SNSを禁止する法律の規制のあり方が適切かを議論したりするグループワークが行われました。

【参加した生徒の感想】
参加した生徒のみなさんには、終了後にアンケートに答えてもらいました。アンケートには次のような感想が書かれていました。
「契約が成立する条件を確認した上で、さまざまな場面での契約が成立するか、という講座の流れがとても面白かったです。さまざまな場面で行使される法律があることを知り、改めて法律はすごいなと思いました。」
「普段自分たちと関係のある民法を題材としたテーマだったので考えやすく、考えてためになったとおもう。自分の予想と異なる民法の仕組みが知れた。」
「契約の話は実際これから大きくなると必ず役に立つものなのでこれからも学習していって大人になった時に実践出来たらいいなと思いました。」
「私たちの身近にあるSNSについてだったので法律についての知識がなくても楽しむことが出来ました。」
「自分たちが普段利用しているSNSについての話題だったのでとても身近に考えることが出来ました。また、公共で習う事を少し発展させた問題が出てきて授業で習ったことを踏まえて実際に考えて意見を言えることがちゃんと自分が習っていることは役に立つ事がわかり法律の堅苦しい印象がなくなり、学べば学ぶほど面白いと思いました。」「男女、SNSの利用頻度、学年によってほんとに意見が違っていたのが面白かった。普段は同じような立場の人としか話さないから、色んな人の意見が聞けて良かった。」
「SNSを使わない日がないくらいSNSが浸透している世代だからこそ、考えなければいけないテーマだったし、自分のSNSに対する見方を改めるきっかけになれた。」

【法学部学生がチューターとして助言】
今回のジュニア・ロースクールでも、学生サークル「岡山大学法友会」のメンバーがチューターとしてグループで助言しました。法学部生にとっては、大学で学んだ法的知識を応用・活用する能力やコミュニケーション能力を高める機会になりました。

【見学者からの感想】
今回のジュニアロースクール岡山には、日本弁護士連合会「市民のための法教育委員会」副委員長の石垣正純弁護士が関東から来場くださいました。弁護士会と大学とがコラボレーションする形で法教育を実施しているのは全国でも極めて稀であり、今後もぜひ互いの強みを活かしながら活動を続けてもらいたいとエールをいただきました。

参加してくれた生徒の皆さんをはじめ、今回の開催にご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

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第21回岡山弁護士会・岡山大学法学部共催 ジュニア・ロースクール岡山のご案内(終了しました)