岡山大学 法学部

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平成29年度法教育授業の開催

平成29年度法教育授業の開催

◇◇◇2017年10月18日に県立岡山一宮高校にて、法学部公認サークル「法友会」が今年度の法教育・消費者教育授業を実施しました。これは従来岡山大学法学部が取り組んできた法教育事情の展開の一環として、毎年取り組んでいる事業です。法学部教員の他、岡山一宮高校や岡山県消費生活センターのご協力のもと、理数科の1年生を対象に2クラスで授業を行いました。◇◇◇

売買はどこまで認められるの?

「市場の道徳的限界」をテーマに、法学部教員が監修した岡山県消費生活センター提供の教材を使用しました。「友人間のチケット売買」「コンサート会場前でのチケット売買」「ネットオークションでのチケット売買」など3つの身近な具体的事例を紹介し、各事例の中でチケットの売買が法的に認められるか、あるいは認められないか、そしてそれぞれなぜそのような解答になるかについてグループの中で討論して考えてもらいました。
それぞれのクラスでは、高校1年生の生徒さんを4~5名の7班に分け、法友会の学生と法学部大森ゼミの履修生とが各班に2~3名のチューターとしてグループの議論を取り仕切りました。また法友会の学生が、授業の進行を務め、ロールプレイ形式で事例の紹介をしました。

授業後のアンケートでは、受講した高校生のみなさんから次のような声をいただきました。
「もともと興味があったけど、法についてもっとわかるようになった。話しやすくて良い授業だった。」
「例がアーティストのライブだったから、とても身近で分かりやすかった。ライブに行くとき気を付けようと思った。」
「同じ班の大学生の方が丁寧に教えてくれて、ありがたかった。」
「おもしろくて話し合いが楽しかったです!」

法友会の学生にとっても、大森ゼミの学生にとっても、実際に教材を使って高校生に教える経験を通して、様々な知識や技能を身につけることができたと思われます。

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◇◇◇2018年2月15日に清心中学校にて今年度の法教育・消費者教育授業を開催しました。これは従来岡山大学法学部が取り組んできた法教育事業の一環として、毎年開催されている事業です。清心中学校、全国消費者相談員協会、岡山県消費生活センターのご協力のもと、中学生3年生を対象に3クラスで授業を行いました。◇◇◇

売買はどこまで認められるの?

岡山大学法学部教員などが参加する岡山県消費生活センター主催の消費者教育研究会が作成した教材を使用しました。3つの身近な具体的事例「友人間でのチケット売買」「コンサート会場前でのチケット売買」「ネットオークションでのチケット売買」を紹介し、各事例の中でのチケット売買が法的に認められるか、認められないか、そしてそれぞれなぜその答えになるかについてグループの中で討論して考えてもらいました。また消費者として、各事例のチケット売買にどう関わるべきかを学んでもらいました。
それぞれのクラスでは、中学3年生の生徒さんを4~5名の7班に分け、法学部公認サークル「法友会」の学生と法学部大森ゼミの履修生とが各班に2~3名のチューターとしてグループの議論を取り仕切りました。またロールプレイ形式で事例の紹介をしました。授業の進行は、すべて法学部生だけで担当をしました。
授業後のアンケートでは、受講した中学生のみなさんから次のような声をいただきました。
「チケットの売買についての、とても身近な話だったので、興味を持つことができて楽しかったです。」
「法学部の大学生の方から優しく教えていただけて法に興味をもつことができました。」
「チューターの方がもう少し積極的に会話してくださってもよかったかも…?」
「私もライブに行くので、注意事項をよく読んで楽しみたいと思います。」
「人前で(班の代表として)発表するのは、とても緊張しましたが、楽しかったです!」

法友会やゼミの学生にとっても、自分たちで作成した教材を使って中学生に教える経験をすることで、授業で習った法学の知識を深く理解し、コミュニケーションや指導方法など幅広く技能を身につけることができたと思われます。

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